
こんにちは
毛利まさるです。
説明上手になるための第一歩は「目的を考える癖」から
あなたは普段、自分の行動に対して「なぜそれをしたのか」を説明できますか?
営業の現場でも、日常生活でも、説明が下手な人にはある共通点があります。
それは、自分の行動の目的を意識していないということです。
逆に言えば、目的を常に考える癖を持つことができれば、説明力は格段に向上します。
これは単なるテクニックではなく、あなたの仕事の基盤を支える仕事術でもあるのです。
買い物ひとつにも目的がある
たとえばスーパーで「ちょっとグミでも買おうかな」と思って衝動的に手を伸ばすことがありますよね。
そのときに「なぜ?」と自分に問いかけてみてください。
「ちょっと気分転換したかったから」かもしれません。
「口のさみしさを紛らわせるため」かもしれません。
「安売りしていたから得した気分になりたかった」かもしれません。
理由は何でもいいのです。大事なのは、「目的を言葉にしてみる」こと。
この小さな習慣が積み重なると、自分の行動に一貫性を持たせ、説明力を磨いていくことができます。
目的を言語化すると説明力がつく
説明が上手い人は、自分の頭の中にある目的をすぐに言葉にできます。
「なぜそうしたのか」「何を狙っているのか」という理由が整理されているからこそ、相手に伝わりやすいのです。
逆に説明が下手な人は、自分の行動を「なんとなく」で済ませてしまいます。
「とりあえずやってみました」「思ったからやりました」では相手は納得しません。
なぜならば、それは本人の主観に過ぎないからです。
目的を考える癖をつけておけば、自然と「なぜ自分はその行動をとったのか」を言葉にできるようになります。
結果として、相手に「なるほど」と思わせることができるようになるのです。
小さなことから積み上げる
ここで重要なのは、特別なシーンだけでなく、日常の些細な行動にも目的を見出すことです。
先ほどのグミの例のように、ほんの小さな買い物でも、自分に問いかけることが大切です。
「なぜこの道を選んだのか」
「なぜこの資料の色を青にしたのか」
「なぜこの順番で説明をしたのか」
こうした問いを繰り返すことで、自然と自分の行動を客観視できるようになります。
説明の練習は特別な場でやるものではなく、日常生活そのものが練習の場になるのです。
仕事での応用
この「目的を考える癖」は、仕事術としても非常に役立ちます。
たとえば会議での発言。「とりあえず意見を言う」のではなく、
「なぜこの意見を言うのか」を自分の中で整理してから話すことで、説得力が格段に変わります。
上司に報告するときも、「結論はこうです。その理由は〇〇です」という形で目的を明確にできれば、余計な誤解が生まれません。
さらに、営業や交渉の場では「なぜこの提案をしているのか」を論理的に説明できる人ほど信頼を勝ち取ります。
説明上手になりたいなら、まずは自分の行動の目的を明確にすること。
日常の小さな買い物から始めて、常に「なぜ」を言語化する習慣をつけましょう。
これを繰り返すことで、あなたは自然と客観的に自分の行動を説明できるようになります。
そしてその力こそが、どんな仕事にも通じる強力な仕事術なのです。





