
こんにちは。
毛利まさるです。
調子が良いとき、あなたの周りに人が急に集まってくる経験はありませんか?
仕事がうまくいっているとき、数字が伸びているとき、評価が高まっているとき。
人は光に吸い寄せられるように、勢いや結果のある場所に群がるものです。
それは決して悪いことではありませんが、同時に見誤ってはいけないことがあります。
あなたのことが好きで集まっているのではなく、あなたの“勢い”“成果”“影響力”に乗りたい人も混ざっているという事実です。
おわかりでしょうか?
ここを冷静に見極めないと、人間関係の軸がぶれてしまうのです。
調子が良いときに集まる人は“あなたそのもの”を見ていない
調子が良いときに近づいてくる人は、勢いや成功のエネルギーを感じて寄ってくるだけのことがあります。
もちろん悪意があるわけではありません。
しかし、彼らは“あなた”を見ているのではなく、“成果を出している状態のあなた”を見ています。
もっといえば、あなたの本質や価値観、人間性ではなく、あなたの“状態”に惹かれているだけなのです。
状態が変われば、態度も変わる。
そういう関係性は、あなたの人生を安定させる軸にはなりません。
勢いに乗る人は、あなたではなく“流れ”を見ている。
そこに気づけると、人の見え方が変わり始めます。
調子が悪いときにそばにいた人こそ“本物”である理由
誰でも上り調子の人には近づいていきます。
しかし、調子が悪いとき、壁にぶつかったとき、思うようにいかないとき。
そこでも変わらず声をかけてくれた人、あなたの立場に関係なく接してくれた人。
そのような人は、あなたの“状態”ではなく“中身”と付き合っている人です。
成果が落ちても、評価が下がっても、気まずくならずに向き合ってくれる。
その姿勢こそ、本質を見ている証拠なのです。
調子の良いときに寄り添うのは簡単です。
しかし、調子の悪いときに寄り添えるのは、本心からあなたを大事にしている人だけです。
あなたのキャリアが長く続けば続くほど、この違いは大きな意味を持ちます。
仕事の波、人生の波、人間関係の波。
そのすべてを経験していくなかで、あなたを支えてくれる“本物の関係性”が必要になるからです。
本物の縁を見極めるために、あなたがすべきこと
調子の良いときに集まる人を否定する必要はありません。
人は流れに乗る生き物ですし、勢いのある場所に惹かれるのは自然なことです。
しかし、その人たちを“真の仲間”と誤認するのは危険です。
むしろ意識したいのは、あなたがうまくいかなかった時期にも、変わらず声をかけてくれた人を大切にすること。
状態ではなく、本質でつながってくれる人は、あなたが人生の谷を経験したとき、必ず力になります。
そしてその関係性は、あなたが再び上昇していくときの土台にもなるのです。
流れに乗るだけの人は、あくまで“流れ”を見ている。
あなたの本質を見ている人は、調子に関係なくそばにいる。
この違いは、仕事でも人生でも“長期的な幸福”に直結します。
調子が良いときほど、周囲からの扱いが変わり、まるで自分の価値が上がったように錯覚しがちです。
しかし、その瞬間だけで人を判断すると、必ずズレが生まれます。
だからこそ、調子が悪いときに変わらず接してくれた人、
あなたの存在そのものを尊重してくれた人を、どうか大切にしてください。
それがあなたの人生を豊かにする“本当の人間関係の作り方”なのです。





