
こんにちは。
毛利まさるです。
社内の大事な情報が自分にだけ回ってこなかった経験はありませんか?
同僚は知っているのに自分は知らない。
上司の考えや人事の動き、経営層の意向などを後から聞いて、
なぜ自分だけ蚊帳の外なのかと悔しい思いをしたことがあるかもしれません。
情報が入ってこない状態は、仕事の判断や準備に遅れを生み出し、周囲との差となって表れます。
では、どうすれば自分のもとに自然と情報が集まるような状況を築けるのでしょうか。
情報は天から降ってこない
まず大前提として、情報は何もしなくても入ってくるものではありません。
どれほど有能でも、じっと待っているだけでは誰も重要な話を運んできてはくれません。
社内で流れる情報の多くは人づてに届くものであり、信頼関係や日常のコミュニケーションの中で共有されるものです。
つまり、情報を手に入れられるかどうかは、あなたが築いてきた人間関係の質そのものにかかっているのです。
良好な関係が情報を呼び込む
では、どのようにすれば情報が回ってくる人になれるのでしょうか。
一番わかりやすいのは、相手にとって「この人と一緒にいると得をする」と思わせることです。
人は自分にプラスをもたらす相手には自然と情報を渡したくなるからです。
であるものの、常に相手に具体的な利益を提供するのは難しい。
自分の専門知識を共有したり、仕事をサポートしたりするのも限界がありますし、時には相手がそれを必要としていないこともあります。
感謝が与える「得」
そこで大切になるのが「感謝を伝える」という行為です。
「いつもありがとうございます」と口にする。
それだけで、相手はあなたと接していると気持ちがよくなるのです。
気持ちがよくなるというのは、ある意味で得をしているのと同じことです。
つまり、あなたは感謝という形で相手に小さな得を提供しているのです。
相手は無意識のうちに「この人には話しておこう」「この人なら安心して共有できる」と思い、結果的に情報が流れ込んできます。
感謝がつくる心理的安全性
また、感謝の言葉は相手に「自分は認められている」という感覚を与えます。
心理学的にも、人は承認欲求が満たされると相手との関係を大切にしようとする傾向があります。
つまり、感謝を言葉にすることで、あなたと相手との間に心理的安全性が生まれるのです。
心理的安全性のある関係は、隠し事や遠慮の少ないオープンな関係に発展しやすくなり、情報が自然に行き交う基盤となります。
小さな習慣が大きな差を生む
「感謝を伝える」ことは大げさな努力ではなく、日常の小さな習慣でしかありません。
しかし、この習慣が積み重なると、社内での立ち位置は確実に変わります。
なぜなら情報を持っている人は「この人に伝えたい」と思う相手を選ぶからです。
その選択の基準は能力だけではなく、感情に左右される部分も大きいのです。
だからこそ、感謝を伝える習慣がある人は、情報の流れの中心に立ちやすいのです。





