必要なもののみに集中する

こんにちは。
毛利まさるです。

必要なもののみに集中する

「あれもできていない、これもできていない」
そんなふうに感じて焦ることはありませんか?

会社や上司からはいろいろな指示や要望が飛んできます。
会議の準備、資料の修正、細かなタスク管理。
やるべきことを並べたらキリがなく、気づけば何もかも中途半端になってしまうことさえあるでしょう。

であるものの、よく考えてみると仕事において最も大事なのはシンプルです。
結局のところ、会社が求めているのは「売上」という成果です。
つまり、本当に集中すべきは「売上につながる行動は何か」という一点に尽きます。

すべてをやろうとすることの落とし穴

会社員であれば、上から降りてくるタスクに振り回されがちです。
しかし、与えられたタスクを全部やろうとすればするほど、結局は「本当に必要なこと」に力を注ぐ時間を奪われてしまいます。
周囲に合わせて全部をやろうとする姿勢は、一見真面目に見えますけど、実際には成果につながらないことが多いのです。

これは学生生活にも通じます。
試験勉強で「あれも覚えなきゃ、これもやらなきゃ」と思って全部に手を出すと、結局どれも中途半端になり、試験本番で結果を出せない。
必要な範囲に絞って重点的にやった人のほうが、確実に得点を取れます。
社会人の仕事も同じ構造です。

必要なものに絞る勇気

「売上が大事」とわかっていても、あれこれと気を取られるのは人間の性です。
だからこそ、必要なのは「これはやらない」と決める勇気です。
あれもこれもやるのではなく、「これだけはやる」と定めて集中する。

そのためには、自分に問いかけてみるのが有効です。
「この仕事は売上につながるのか?」。
もし答えがイエスなら全力で取り組む。
ノーなら最小限にとどめる。

シンプルですが、この判断を習慣にするだけで行動の質が一気に変わります。

集中がもたらす力

一つのことに集中すると、思っている以上の力が発揮されます。
例えば営業であれば、「売上に直結するのは顧客訪問や商談準備だ」と決めてそこに時間を投資すると、同じ努力量でも結果が倍以上に跳ね返ってくることがあります。

これはスポーツにも似ています。あれこれ練習している人よりも、基礎の反復に集中した人の方が最終的に強くなる。
余計なことを削ぎ落とし、必要な動きだけを徹底的に磨くことで、成果が見えてくるのです。

売上から逆算して考える

結局、「必要なもの」に絞るとは、売上から逆算する思考を持つことです。
会社からの要望のすべてを受け止めるのではなく、「売上につながる行動を最優先する」という基準で整理すれば迷いが消えます。

もしプレゼン資料の修正があっても、それが直接売上に関係しないなら完璧さを求めすぎない。
逆に、顧客とのアポイントが売上につながるとしたら、そこに全力を注ぐ。
このように線を引くことが、自分の仕事の価値を高めます。