
こんにちは。
毛利まさるです
あなたは職場で褒められた時、どう反応していますか?
「いやいや、そんなことないですよ」と謙遜してしまう人もいれば、「ありがとうございます」と素直に受け取れる人もいるでしょう。
しかし、その対応一つであなたのセールスメンタルが磨かれ、職場での人間関係や信頼構築に大きな違いが生まれるのです。
褒められることに慣れていない人ほど、どう振る舞えば良いのか迷うものです。
褒め言葉を拒否してしまう心理
多くの人は褒められると「照れくさい」「過大評価だ」と感じて、否定的に返してしまいます。
しかし、それでは相手の善意を突き返すことになりかねません。
セールスの現場でも同じです。お客さんが「説明がとてもわかりやすいですね」と言ってくれた時に、「いや、自分なんてまだまだですから」と言ってしまえば、
相手は「褒めなければ良かったかな」と思ってしまうのです。
褒め言葉は贈り物のようなもの。受け取らなければ、相手は次から渡さなくなります。
褒めてくれる人が素晴らしい
大切なのは、褒められた時に「そうやって褒めてくださるあなたが素晴らしい」と返すことです。
この言葉には、相手の観察力や人間性を認めるニュアンスが含まれています。
単なる「ありがとうございます」だけでも十分であるものの、そこに「あなたがそう感じてくれること自体がありがたい」と加えると、
相手はさらに気持ちよくなり、信頼関係が深まります。
セールスは相手との関係性で成り立ちます。
その関係性を育むのは、言葉の一つ一つなのです。
褒められ上手は信頼を勝ち取る
褒められた時に素直に感謝を示せる人は、実は「自己重要感が高い」と評価されます。
自分を受け入れているからこそ、相手の言葉も自然に受け取れる。
逆に褒め言葉を拒否する人は「この人は自信がないのかな」と見られるリスクがあります。
特に営業や社内のプロジェクトでリーダーシップを発揮する立場にある人にとっては、褒められた時の反応は周囲への影響力を決定づけるポイントになります。
褒められた言葉を自分の資産にする
褒め言葉は一瞬で消えてしまうように思えますけど、実はあなたの心の資産に変えられます。
営業日誌やメモに「今日、〇〇さんから説明がわかりやすいと言われた」と記録するのです。
落ち込んだ時や自信を失いそうな時に見返せば、それが大きな励みになります。
人からの評価は、あなたが気づいていない強みを教えてくれる貴重なデータです。
セールスの数字だけでは測れない「人としての価値」を映し出してくれる鏡とも言えるでしょう。
褒められた時の対応は小さな場面であるものの、セールスメンタルを形づくる大きな要素です。
謙遜しすぎるのではなく、感謝を伝える。
そして「そうやって褒めてくださるあなたが素晴らしい」と一歩踏み込んだ言葉を返せば、信頼関係は確実に深まります。
セールスにおいて相手を認める力は、商品知識やプレゼン力と同じくらい価値のあるスキルなのです。





