成功率10%でも7回チャレンジすれば勝てる

こんにちは。
毛利まさるです。

「こんなセールストーク、誰が信じるんだろう?」
「このやり方でいけって言われても、なんか腑に落ちない」
「これ、成功するの、無理じゃない?」

そんなふうに思った経験、ありませんか?

セールスの現場では、会社から用意された施策やトークをそのまま使うように指示されることがあります。
もちろん、実績のあるトークやロジックであれば試す価値はあります。
しかし、現場の感覚として「これはうちの顧客には合わないかも…」と感じることも正直ありますよね。

そのとき、つい言いたくなる。「こんなの意味ないよ」「絶対無理だって」と。

でも、ここで一歩踏み込んで考えてみてほしいのです。

成功するかどうかは「回数」で決まる

もしあなたが「このトークは無理」と感じたとしても、
実はそのトークがダメだったわけではなく、たった1回しか試していないだけかもしれません。

仮に、あるトークの成功確率が10%だとします。
1回だけ試したら、そりゃ成功しない確率のほうが高いです。
しかし、それを7回チャレンジしたらどうなると思いますか?

なんと、成功する確率は約52%になります。

これ、意外ですよね。

成功確率10%は一見すると「ほぼ無理」に見えるけど、
複数回チャレンジすれば“十分成功が見えてくる”レベルになるんです。

改善と経験が確率を引き上げる

さらに見逃せないのが、「改善」です。

同じことを繰り返すのではなく、1回ごとに振り返りと修正を入れていけば、
1回あたりの成功確率そのものが上がるのです。

つまり、最初は成功率10%でも、5回目には15%になってるかもしれない。

7回目には20%になってるかもしれない。

そうなると、行動回数 × 改善効果で、成功のチャンスはどんどん広がっていきます。

これはもはや「努力は報われる」とかの精神論ではなく、れっきとした確率論であり、戦略なのです。

行動を止めたら、成功はゼロ

ここで大事なのは、成功確率が低いことを理由に動かない選択をすることのリスクです。

「どうせ無理だろう」と言って1回も試さなければ、成功確率は当然ゼロのまま。
どんなに可能性が低くても、動けば可能性は生まれる。
動かなければ、可能性は完全にゼロ。

「それならやってみるか」と思えること、これがセールスメンタルの強さでもあります。

あなたの中にある“打席数”を信じて

あなたが何かに挑戦しようとしているなら、「うまくいくかどうか」は1回の成否では判断できません。

1回失敗して「やっぱりダメだ」と引き返すのではなく、まず7回くらいやってみることです。

そのうち、あなたの中で何かが変わる。
トークの言い回しが変わり、間の取り方が変わり、相手の反応に敏感になってくる。

そうすると、自然と成功確率は上がっていくものです。

「自分で考えたトーク」を試すのも良し。
「会社の用意したスクリプト」をアレンジするのも良し。

どちらにせよ、“試す”という行動が、確率を動かす唯一の鍵なのです。