
こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは、商談やプレゼンの場で、
自分の言葉が相手にどのような印象を
与えているかを意識したことはありませんか?
話し方の内容に自信を持っていても、
なぜか説得力が弱い、
相手に伝わりにくいと感じることはありませんか?
実は、その原因の一つが「語尾」にあるかもしれません。
たとえば無意識のうちに
「○○していきたいと思います」
という言葉を使ってしまう人は多いものです。
本人は、柔らかく丁寧な言い方をしているつもりかもしれません。
しかし、「していきたい」と「思います」を組み合わせることで、
言葉の持つ力強さが大きく損なわれてしまうのです。
例えば、
「今後、よりお客様に寄り添った提案をしていきたいと思います」
というフレーズを考えてみましょう。
一見、誠実で丁寧な印象を与えるかもしれません。
しかし、相手の立場からすると、
「結局、この人は本当にやるのか?それともやらないのか?」
と疑問を抱く可能性があります。
「していきたい」と言っている時点で、
まだ確定ではなく希望の段階であり、
「思います」を付けることでさらに曖昧さが増すのです。
一方で、「していきます。」と言い切ると、
どうでしょうか?
「今後、よりお客様に寄り添った提案をしていきます。」
この表現には、明確な意志が感じられます。
相手に対して
「私は実行する」という確固たるメッセージを
伝えることができるのです。
セールストークにおいては、
相手に安心感を与えることが非常に重要です。
どんなに優れた商品やサービスであっても、
「導入を検討していきたいと思います」
と言われるのと
「導入を検討していきます」と言われるのとでは、
相手の受け取り方が大きく異なります。
後者の方が、より信頼感があり、説得力があるのは明白です。
営業において、相手に「この人の言葉は信用できる」
と思わせることが成功のカギとなります。
もちろん、内容がしっかりしていることは前提ですけど、
同じ内容でも語尾が変わるだけで、伝わり方が大きく変わります。
「~していきたいと思います」ではなく、
「~していきます」と言い切ること。
あるいは、「~させていただければと思います」ではなく、
「~させていただきます」とすること。
このわずかな違いが、
相手の信頼を勝ち取るための大きな要素となるのです。
もし、今まで自分のセールストークが
どこか弱々しく聞こえてしまっていると感じたことがあるなら、
一度、自分の話し方を見直してみてください。
特に語尾の部分を意識するだけで、
相手への印象が大きく変わるはずです。