
こんにちは。
毛利まさるです。
仕事で悔しい思いをしたとき、
誰しも気持ちを整理するためにさまざまな行動を取るものです。
仲間内でグチを言い合ったり、深酒をしたり、
時には何かに八つ当たりをしてしまうこともあるでしょう。
こうした行動は決して悪いことではありません。
ストレスを発散し、自分の気持ちをリセットすることは、
心の健康を保つ上でとても大切なことです。
けれど、そうして気持ちを落ち着かせた後、
その悔しさは本当に消え去っているでしょうか?
きっと多くの人が、どこかにしこりが
残っているのではないかと感じたことがあるはずです。
それもそのはず、
実は「仕事の悔しさは仕事でしか返せない」からです。
例えば、商談で競合に負けてしまったとき、
上司に理不尽な評価を受けたとき、
クライアントから厳しい指摘を受けたとき。
そうした悔しさは、どれだけ趣味で良い成果を出しても、
家族や友人に励まされても、完全に消えることはありません。
気持ちが一時的に和らぐことはあっても、
「自分はもっとできたはずだ」
「次こそは見返したい」
という思いは心の奥に残り続けるのです。
では、どうすればその悔しさを乗り越えられるのか。
それは、やはり「仕事で結果を出す」以外にありません。
自分が悔しいと感じたポイントに正面から向き合い、
その課題を乗り越えたときにこそ、
本当の意味でその悔しさは消えていくのです。
ここで一つ言葉を紹介します。
マイケル・ジョーダン
I’ve failed over and over and over again in my life. And that is why I succeed.
私は人生で何度も何度も失敗してきた。だからこそ成功したんだ。
彼は試合に負けるたび、ただ嘆くだけではなく、
その悔しさを練習にぶつけ、
より強くなって次の試合に臨んでいたのです。
彼が誰よりも多くの勝利を手にしたのは、
敗北の悔しさから逃げずに、それを糧にし続けたからこそでしょう。
セールスの現場でも同じことが言えます。
商談で失敗したなら、その原因を徹底的に分析し、
次の商談に向けて準備をする。
提案が通らなかったなら、
プレゼンの資料や話し方を見直し、再度アプローチする。
悔しさを力に変え、次の行動に活かしたとき、
やがて「次こそは」と思っていた気持ちが
「やったぞ!」という達成感に変わるのです。
悔しさを感じるというのは、
裏を返せば「本気で取り組んでいた証拠」でもあります。
だからこそ、その悔しさは
次の行動に向けたエネルギーとして活かすべきです。
一時の発散で終わらせるのではなく、
悔しさを次の挑戦に変えていく。
そうした姿勢が、セールスにおいても、
ビジネスにおいても、大きな成果につながるのです。
仕事の悔しさは、仕事でしか返せません。
だからこそ、その悔しさをバネにして、
次の一歩を踏み出していきましょう。
それこそが、真のセールスマインドなのです。