質問がないところに気づきはない

こんにちは。
毛利まさるです。

成長し続ける人と、そうではない人の違いは何でしょうか?

多くの人は「行動量の違い」だと考えます。
確かに、行動を積み重ねることは重要です。

しかし、単に行動し続けたからといって、
必ずしも成長できるとは限りません。

そこにはもう一つ、大きな要素が関係しています。
それが、「気づきの量」です。

たとえば、ゴルフのスイングを1万回繰り返したとします。

しかし、もし最初から間違ったフォームでスイングしていたとしたら、
1万回繰り返しても上達することはないでしょう。

といっても、最初に学んだ正しいフォームを1万回繰り返したとしても、
最初のレベルから大きく成長することはありません。

成長するために必要なのは、
1回1回のスイングを正しいフォームと比較し、
改善点を見つけ、それを修正しながら行動し続けることです。

つまり、気づきの量こそが成長に大きな影響を与えるのです。

では、どうすれば気づきを得られるのでしょうか?
その鍵は「自問自答すること」にあります。

どんな状況においても、
「この経験から何を学べるか?」
と自分に問いかけることが大切です。

同じ経験をしても、
それを単なる作業としてこなしてしまう人と、
そこから何かを学び取ろうとする人では、
時間が経つにつれて圧倒的な差が生まれます。

ビジネスの現場でも、同じ営業活動をしていても
成長する人とそうでない人がいるのは、
この「気づきの習慣」の有無が大きな要因です。

たとえば、ある営業担当者が10件の商談をこなしたとします。
成長しない人は、「10件の商談をした」
という事実だけで終わります。

しかし、成長する人は「なぜこの商談は成功したのか?」
「なぜこの商談はうまくいかなかったのか?」と振り返ります。

その振り返りの中で、自分のプレゼンの仕方や顧客の反応を分析し、
次に活かそうとするのです。

気づきを得るためには、
常に自分に問いかける習慣を持つことが大切です。
「この経験から学べることは何か?」
「次に活かすためには、何を変えればいいか?」
そうした問いを繰り返すことで、
成長のスピードは格段に上がります。

行動量だけでなく、気づきの量を増やすこと。
この意識を持つことで、
あなたは確実に成長し続けることができるでしょう。