実は伝わっていない言葉

こんにちは。
毛利まさるです。

セールスの現場では、
自分の話した言葉が相手に正確に伝わっているかどうか、
気になることはないでしょうか?

自分では一生懸命に説明しているつもりでも、
相手の反応が薄かったり
意図と違う質問を返されることがあります。

その原因は、話の内容そのものではなく、
実は「言葉の伝わり方」にあるかもしれません。

あなたは、自分のセールストークを
録音して確認したことがありますか?

もしまだ試したことがないなら、ぜひ実践してみてください。

録音を聞き返すことで、
自分では気づかなかった癖や問題点が見えてきます。
たとえば、語尾が聞き取りにくい場合や、
無意識に「えぇ~っと」「それでぇ~」といった
つなぎ言葉が多用されている場合があるでしょう。

これらの癖は、一度聞き返してみないと
なかなか気づけないものです。

さらに、重要なキーワードや伝えるべき内容を早口で話してしまうことも、
話が伝わりにくくなる大きな原因の一つです。

話し手は、重要な部分を強調しているつもりでも、
相手にとってはむしろ
「聞き取りにくい」と感じられることがあります。

たとえば、製品の特徴や価格といった重要な情報が、
早口や不明瞭な発音によって曖昧に聞こえてしまうと、
相手はその情報を正確に理解できません。

結果として、相手の興味を引くどころか、
「何を言っているのかよく分からない」
という印象を与えてしまいます。

このような問題を解決するには
まず自分の話し方を客観的に把握することが必要です。

録音した音声を聞き返し、改善点を見つけることから始めましょう。

たとえば、自分の話のスピードや語尾の明瞭さ、
重要なキーワードの伝え方を意識して確認してみてください。

また、話のテンポやリズムも重要です。
早口すぎると焦っている印象を与えますし、
逆に遅すぎると自信がないように思われることもあります。

次に、実際の商談でこれらの改善点を意識して練習してみましょう。

重要なキーワードを話す際には、
少し間をとることで相手にその情報を強調することができます。

また、ゆっくりと明確に話すことで
相手が情報を整理しやすくなります。
このような工夫を重ねることで
言葉がより効果的に相手に伝わるようになります。

セールスの世界では、内容の充実だけでなく、
その内容をいかに効果的に伝えるかが成功の鍵となります。

言葉の使い方や話し方を工夫することで、
顧客との信頼関係をより深めることができるのです。

「実は伝わっていない言葉」に気づき
それを改善する努力を続ければ、
あなたのセールススキルは飛躍的に向上するでしょう。

このプロセスを経ることで、
あなたは単なる情報提供者ではなく、
相手に価値を伝え、信頼を築くセールスパーソンとして成長できます。

話し方を磨き、言葉の力を最大限に活かして、
顧客に感動を届けられる存在を目指しましょう。