こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは、商談や接客の場面で、
お客さんが不安そうな表情をしているのに、
気づかなかったことはありませんか?
その結果、せっかくの提案が受け入れられず、
「何がいけなかったのだろう」と
悩んだ経験があるかもしれません。
それは、お客さんの「購入する決断」に伴う不安を、
十分に取り除けていなかったからです。
セールストークにおいて、商品やサービスの魅力を
伝えることはもちろん大切ですが、
最も重要なのは、お客さんの心を安心させることです。
購入には必ず「決断」が伴います。
お客さんは、その決断が正しいのかどうか、
無意識のうちに不安を感じています。
例えば、こんな場面を想像してください。
あなたが新しい家電を買おうとしているとき、
店員さんが商品の性能や価格について説明してくれます。
しかし、その説明だけでは、
「本当にこれでいいのだろうか」と迷いが残ります。
そんなときに、店員さんがこう言ったらどうでしょうか?
「今のお客さんの条件にあるとすると
これが今のベストな選択ではないかと思います。」
この一言があるだけで、迷いが消え、
購入への一歩を踏み出すことができるのです。
ですからお客さんを安心させるトークを投げかけてあげましょう。
お客さんを安心させるセールストークには、
次の3つのポイントがあります。
1,お客さんの立場に立つ
まずは、お客さんが何を不安に思っているのかを
理解することが大切です。
「この商品が自分に合っているのか?」
「他にもっと良い選択肢があるのでは?」
こうした疑問を察知し、共感を示すことで、
信頼関係を築くことができます。
2,明確な理由を伝える
「これがベストです」と言うだけでは不十分です。
「なぜそれがベストなのか」を具体的に説明することで、
お客さんの納得感が高まります。
例えば、
「この商品は、多くのユーザーから高評価を受けており、
あなたのニーズにもぴったりだと思います。」
といった形で、客観的な情報や具体的な理由を添えましょう。
3,決断のハードルを下げる
最後に、お客さんの不安を完全に取り除くために、
「後悔しない選択」だと感じてもらう工夫が必要です。
「万が一合わない場合でも、交換や返金が可能です。」
といったアフターケアを提示することで、
安心感を提供できます。
それでは、お客さんを安心させる具体的なフレーズを紹介します。
「この商品は多くの方に選ばれていますので安心です。」
「これが今の状況で最適な選択だと思います。」
「私自身もこれを使っていて満足しています。」
「もし何か問題があれば、すぐにサポートします。」
これらの言葉は、お客さんにとっての「安心」を
提供するための強力なツールとなります。
「安心」をキーワードに、
お客さんの立場に立った提案を心掛けてみてください。
たとえ商品を購入しなくても、
あなたの丁寧な対応と共感力は、
必ず次のビジネスチャンスへとつながります。
セールスにおける「安心」の力を活かし、
お客さんとの関係を深めていきましょう。
それが、成功するセールストークの第一歩なのです。