
こんにちは。
毛利まさるです。
新しい知識を得たとき、人に話したくなる感覚ってありますよね。
雑学でも専門知識でも、「へぇ、そうなんだ」と心が動いた瞬間、その熱量は自然と誰かに伝えたくなるものです。
実はこの“話したくなる衝動”こそが、営業において強力な武器になります。
なぜなら、知識を得ることの楽しさは、伝える側の表情や声に乗り、相手の興味を引きつけるからです。
知識を得た瞬間に生まれる“伝えたい力”は営業の原動力になる
雑学でも科学の話でも、心が引っかかった瞬間に人は他者に共有したくなります。
これは単なる自己満足ではなく、脳の仕組みから生まれる自然な反応です。
自分が面白いと思った情報には、小さな興奮が生まれ、
それがコミュニケーションのエネルギーに変わるのです。
営業は、商品説明や資料の読み上げだけでは相手の心に届きません。
あなた自身が「これ、面白いですよ」と本気で感じたことが、そのまま説得力として伝わっていきます。
知識は単なるデータではなく、語り手の情熱と結びついたとき、初めて価値になります。
氷河期の話はなぜ人を惹きつけるのか?
たとえば「氷河期はなぜ訪れるのか?」という話題。
一見すると営業に関係なさそうに見えますが、このような物語性のある雑学は、人の注意を引きつける力を持っています。
地球には温度をコントロールする仕組みがあります。
それが、大気中の二酸化炭素の量です。
二酸化炭素が減りすぎると地球は冷え込み、増えすぎると地球は温暖化する。
このシンプルな因果関係は、聞く側に“理解した気持ちよさ”を与えます。
営業でも同じで、
「この製品がなぜ必要なのか?」
「どんな仕組みで価値が生まれるのか?」
こうした説明に物語性が加わると、伝わり方は劇的に変わるのです。
知識の“温度”を上げると商談は自然とかみ合う
人は、相手が楽しそうに話していると自然と耳を傾けます。
あなた自身が面白いと思っている知識は、音量を上げなくても相手に伝わる熱があります。
商談の場で雑学をそのまま語る必要はありません。
しかし、知識を得たときの楽しさや「わかった!」という感動は、商品説明や価値提案の一部に必ず生きてきます。
相手は、“説明されたこと”だけではなく、“感じた空気感”を記憶します。
だからこそ、知識に触れることで生まれるあなたの熱量が、営業において静かに、しかし確実に力を発揮します。
知識が増えるほど、営業はもっと楽しくなる
雑学でもいい、科学でもいい、歴史でもいい。
あなたが「これ面白い」と感じた瞬間、それは営業のための材料になります。
知識は説明を豊かにし、比喩を作り、客観性を与えます。
そして何より、“伝えたい”という自然なエネルギーを生み出します。
営業はトークの技術ではありません。
あなた自身が感じた面白さを相手に分かち合う行為です。
知識は、相手との距離を縮めるための最も自然で強力なコミュニケーションツールなのです。





