あなたの偏差値はどこにある?見えない実績を記録する新しい仕事術

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは社会人になってから「自分の偏差値はどのくらいだろう?」と思ったことはありませんか?

学生時代はテストの点数や偏差値、クラス順位といったわかりやすい数値が存在していました。
結果が明確に数字で示されるため、自分の位置を客観的に把握できました。

しかし、社会人になると話は変わってきます。
特にセールスにおいては売上という明確な数字はあるものの、それ以外の取り組みは数字に表れにくいのです。

数字で見えるものと見えないもの

営業活動での売上実績や契約数は、まさに偏差値のように明確に比較できる指標です。

けれども、実際の仕事はそれだけで成り立っているわけではありません。
コミュニケーションスキル他部門との調整力外部との折衝スキル
こうした能力は日々の業務に大きな影響を与えるにもかかわらず、数値化することが困難です。
結果として「やってきたこと」が目に見える成果として残りにくいという課題があります。

記録しなければ実績は消える

ここで大事なのは、自分の仕事の過程や成果を「記録」しておくことです。

たとえば「他部門との調整でトラブルを未然に防いだ」
「クライアントとの関係性を改善した結果、追加の発注につながった」といったことは、
数字だけでは表現できない立派な成果です。

しかし、それを残さなければ、やがて記憶のかなたに消えていきます。
さらに、あなたの上司や同僚がわざわざ過去のあなたの取り組みを覚えていて、必要な時に紹介してくれる可能性は極めて低いのです。

自分の偏差値は自分でつくる

だからこそ、あなた自身が自分の偏差値をつくっていく必要があるのです。

それは決してテストのように偏差値を計算することではなく、日々の記録を積み重ねて「自分の成績簿」を残すという意味です。
日報や週報に小さな成果を書き残すことでもいいでしょう。
あるいは、日々の振り返りノートに「今日の工夫」「得られた学び」「関係性の変化」を書き出していくのも効果的です。
こうした積み重ねはやがて「自分史」となり、自信を持って過去を語る土台となります。

記録が未来を変える

記録は単なる備忘録にとどまりません。
将来のキャリア面談、異動、昇進の際に、自分の取り組みを証拠として提示することができます。
たとえば「私は売上以外にもこういう成果を積み重ねてきました」と言えることは大きな武器です。
また、面接や転職活動の際にも「具体的な行動と結果」を伝えられる人は評価されやすいのです。