こんにちは。
毛利まさるです。
日々の生活や仕事の中で、
気分が上がったり下がったりすることは
誰にでもあります。
しかし、これに振り回される生活を続けると、
私たちの心身に大きな負担がかかります。
気分が良いときにはすべてが
順調に思え、逆に気分が落ち込んでいるときには
何もかもが無意味に感じられる。
こうした極端な気分の波に支配されると、
私たちの行動や判断は気分任せとなり
安定感を失ってしまいます。
この状態を放置すれば、
結果として精神的な疲弊を招くことになります。
気分が上がらないときにやる気が出ないという状況は、
多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
朝起きて、「今日はなんだか気が乗らない」と思うと、
仕事や家事が手につかず、先延ばしにしてしまう。
これが繰り返されると、未処理のタスクが溜まり
さらに気分が下がるという悪循環に陥ります。
このような行動の背後にあるのは
気分に依存した行動パターンです。
つまり、「気分が良ければ行動する」
「気分が悪ければ行動しない」という習慣です。
この依存状態を乗り越えなければ、
レジリエンスを高めることは難しいでしょう。
逆に、気分が高揚しているときも危険は潜んでいます。
気分が上がると、つい勢いに任せて大きな決断をしたり
無理をしてしまったりすることがあります。
例えば、仕事で大きな成功を収めたとき
高揚感に支えられて、必要なリスク管理を怠ってしまうこともあります。
これらは、一時的な気分の高揚に左右され、
冷静な判断力を欠いてしまう典型的な例です。
高揚感に流されることで、
思いもよらぬ失敗を招く可能性があるのです。
では、気分の上がり下がりに振り回されず
安定した日々を送るためにはどうすれば良いのでしょうか。
その鍵は、自分の気分に気づき、
それを受け入れる習慣を持つことです。
「今、自分は気分が落ちているな」
「今日は気分が良い」といった
自己認識を持つだけで、
気分に振り回される度合いを減らすことができます。
気分は一過性のものであり、永続的なものではありません。
それを冷静に捉えることで、行動の質を保つことが可能になります。
さらに、気分に左右されないためには、
目標やビジョンを明確に持つことも重要です。
気分は変動するものですが、自分の目指す方向性や価値観が明確で
あれば、気分に関係なく行動を続けることができます。
たとえ気分が落ち込んでいても、
目標に向かって小さな一歩を踏み出すことで
自信を取り戻すきっかけをつかむことができるのです。
気分に左右されず、自分の価値観や目標に基づいて行動する
習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。
それが、長期的な成功と満足感を
得るための第一歩となるでしょう。