なんでも褒める人

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、周囲にいる「なんでも褒める人」に、
少し違和感を覚えたことはありませんか?

例えば、セールスの現場で、
商品やサービスを一方的に褒めちぎる人を見ると、
本当に信じていいのかと疑問に感じたことがあるかもしれません。

その結果、「この人は本当のことを言っているのだろうか?」と、
相手の言葉に対して信頼を置けなくなったことも
あるのではないでしょうか。

それは、「なんでも褒める」ことが、
信頼を得る上で逆効果になってしまう場合があるからです。

ですので、セールスやコミュニケーションの場では、
すべてを褒めるのではなく、
良い点と課題をバランスよく伝えることが重要なのです。

なぜ「なんでも褒める人」は信頼を失うのでしょうか?

「感じが良い人」という印象を与えようと、
あらゆるものを褒める人がいます。

しかし、その行動が逆に信頼を損ねる原因となるのです。

なんでもかんでも褒めてしまうと、
相手から「芯がない人」と見られがちです。

たとえ本当に良いものを伝えようとしていても、
他のすべてを褒めているがために、
どれが本当に優れているのかが曖昧になってしまいます。

逆に言うと、要点を絞って褒めることで、
自分の意見に信憑性が生まれるのです。

人は、「全てが完璧だ」と言われるよりも、
「ここは良いが、ここは改善が必要だ」といった
具体的な指摘を受ける方が信頼を感じます。

セールスの現場でも、「ここは間違いなく良い部分ですが、
課題もあります」と正直に伝える方が、
相手の心に響くのです。

それは、「課題がある部分まで認めている」ことが、
相手に誠実さを感じさせるからです。

「なんでも褒める」ことをやめて、
本当に良いと思うポイントだけを褒める習慣をつけましょう。

例えば、セールスであれば、商品の特長や価値を伝える際に、
「この部分は他にはない強みです」と具体的に伝え、
その上で課題や注意点についても触れることが大切です。

たとえネガティブな情報であっても、
それを正直に伝えることで、
相手からの信頼を得られるのです。

逆に言うと、全てを褒めちぎる人は、
信頼を失い、長期的な関係を築けなくなる可能性が高いのです。

そのためには次のようなことを実行してみてください。

1,本当に良いと思う部分だけを褒める

「何が良いのか」を明確にして、具体的に伝えることが重要です。
例えば、「この商品はコストパフォーマンスが非常に良いです」と、
一点を強調することで、説得力が増します。

2,改善点や課題も伝える

良い点だけでなく、改善すべき点も伝えることで、
相手に誠実さが伝わります。
例えば、「機能は優れていますが、操作性には課題があります」と
伝えることで、現実的な期待値を持たせることができます。

3,相手に判断を委ねる

最終的には、相手に選んでもらう姿勢を持つことが大切です。
「この情報を基に、必要かどうか判断してください」と伝えることで、
相手に選択の余地を与え、信頼を得られます。

セールスやコミュニケーションの場では、
本当に良いと思うポイントを絞り、
具体的かつ誠実に伝えることを心がけましょう。

たとえネガティブな情報を伝えても、
それが誠実さを示すための手段となるのです。

逆に言うと、なんでも褒める人は、
芯がないと思われ、信頼を得られなくなる可能性が高いのです。

「なんでも褒める人」から一歩抜け出し、
誠実で信頼される存在を目指していきましょう。