こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは、社内で新しい提案をしたときに
「今のままで十分だから」
と一蹴された経験はありませんか?
その結果、せっかくのアイデアが実現できず
もどかしい思いを抱いたことがあるかもしれません。
こうした場面で壁となるのが
いわゆる「保守派」の存在です。
保守派は、現状維持を良しとし
変化に対して強い抵抗感を持つ傾向があります。
それはなぜでしょうか?
それは、変化にはリスクが伴うため
リスクを避けたい心理が働くからです。
今回は、保守派とどう向き合い
社内営業で効果的に成果を上げるかについて考えてみましょう。
社内にいる保守派の特徴を理解することは
効果的なアプローチの第一歩です。
保守派は、現状が続けばリスクを負う必要がないと考えています。
そのため、新しい提案がリスクを伴う可能性があると感じた瞬間に
それを拒絶しようとします。
過去に成功したやり方を維持することで
自分のポジションや評価が守られるという思いがあります。
これが変化への抵抗感をさらに強めます。
そして変化には失敗のリスクがつきものです。
保守派は、そのリスクを避けるために
「何もしない」を選択する傾向があります。
あなたも、保守派の考えを変えようと
躍起になったことがあるのではないでしょうか?
その結果、膨大なエネルギーを費やしたにもかかわらず
思うような成果が得られずに疲弊してしまったと感じたことはありませんか?
それは、保守派の心理的な壁を乗り越えるのは
非常に難しいからです。
ですので、彼らを無理に説得しようとすることは
多くの場合無駄骨になってしまうのです。
保守派に対して無理に考えを変えさせようとするのではなく
彼らとうまく共存しながら成果を上げる方法を考えましょう。
保守派は、自分自身で「このままではいけない」
と思うことで初めて行動に移ります。
そのため、彼らが変化の必要性を感じるようなデータや事例を用意し
現状のままではリスクが高まることを示すのが効果的です。
例えば、業界全体のトレンドや競合他社の動きを示すことで
危機感を持たせることができます。
そして保守派に対して、「あなたの協力が必要です」
とポジティブに巻き込む姿勢を見せることで
彼らが持つ抵抗感を和らげることができます。
相手に一部の責任を持たせると
自然と協力的な態度を引き出すことができます。
保守派を変えることに固執するのではなく
共存しながら成果を上げる方法を模索することが大切なのです。
社内営業では、相手を説得するだけでなく
いかにして相手の特性を活かすかが成功の鍵となります。
保守派をうまく巻き込みながら
持続的な成果を目指していきましょう。
それが、あなたの仕事術をさらに磨き上げる第一歩となるのです。