ビジネス用語よりも使った方が良い言葉

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、ビジネスの場で
「難しい言葉を使わないといけないのでは?」
と思ったことはありませんか?

その結果、知らない用語や専門的な表現を無理に使って
話してみたけれど、相手に伝わりづらく、
逆に「意識高い系」に見られてしまい、
かえって相手との距離が広がったと感じたことが
あるかもしれません。

それは、ビジネス用語が持つ印象や効果を
正しく理解せずに使ってしまったからです。

ビジネス用語は確かに便利ですけど
相手によってはわざとらしいと感じられたり、
「わかりにくい」と思われてしまうことも多いのです。

ですので、言葉を選ぶ際には、
もっと日常的で親しみやすい言い回しや、
普段から使われている「ことわざ」や
「名言」を取り入れることをおすすめします。

例えば、「雨垂れ石を穿つ」ということわざを
使ったことはありますか?

この表現は
「小さな努力でも、継続すれば大きな成果を生む」
という意味です。

このことわざを使うと、相手に「努力の大切さ」や
「諦めない精神」を伝えることができ、
ビジネスの場でも共感を呼びやすくなります。

あなたが「お客さんとセールス」の関係を築く際も、
できるだけシンプルな言葉で自分の思いを伝える方が、
相手に理解されやすく、信頼されやすいです。

その結果、営業トークがスムーズに進み、
無理なく商品やサービスを提案できるようになるでしょう。
それは、相手に「伝えたい内容」がしっかりと届き、
心に響いた証拠です。

もう一つの例を挙げましょう。
「一意専心」ということわざを知っていますか?

「一つのことに全力を注ぎ、他に気を取られず集中する」
という意味です。
これもビジネスの場面で非常に役立つ表現です。

たとえば、あなたがプロジェクトリーダーとして、
メンバーに
「このプロジェクトに全力を尽くしてほしい」と
伝えたいときに
「一意専心して取り組んでください」
と伝えることで、言葉の重みが増し、相手に対して
「しっかりと集中し、目的に向かって頑張ろう」
と思わせることができるのです。

これを単に「フォーカスして」とか「集中力を高めて」と
言うと、伝わりはするものの、どこか軽く感じられ、
響きに欠けることがあります。

ことわざには、古くから培われてきた知恵や
人生の教訓が込められており、言葉そのものに
重みや説得力が宿っているのです。

また、「不撓不屈」という言葉もビジネスの場面で
よく使われることわざです。
「どんな困難にも負けずに、最後まで諦めない精神」
という意味で、チームを鼓舞したり、
自分自身を奮い立たせるときに使えます。

例えば、営業で困難な局面に直面したときに、
「ここは不撓不屈の精神で乗り越えましょう!」と
言えば、仲間たちの士気を高め、
共に前に進もうとする意欲を引き出すことができます。

このように、ことわざや名言を上手に活用することで、
あなた自身のコミュニケーションの質を高め、
「お客さんとセールス」の場面でも、より信頼感を得る
ことができるでしょう。

難しいビジネス用語に頼るよりも、
一度、ことわざや昔から伝えられてきた知恵の言葉を
積極的に取り入れてみてください。