正しいことと権力の違い

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、会社の中で正しいことを
貫こうと行動してもその意見が通らずに
挫折感を味わったことがあるのではないでしょうか?

その結果、モチベーションやエンゲージメントが
下がったことがあるかもしれません。

「会社が理解してくれない」
「会社は何もわかっていない」
「絶対にこっちの方がよいのに」

あなたがいくらこのように呟いても
あなたの意見は会社の中の一社員の意見にすぎません。

よほど風通しが良い会社か
もしくはあなたの意見を真剣に聞いて
その意見を通してくれるような素晴らしい上司がいない限り
あなたの想いはなかなか会社に届かないものです。

なぜならば会社は「正しさ」だけで意見は通らないからです。
意見を通すには組織内での権力や影響力が必要です。
それだけではありません。
前提知識として会社の置かれた状況を把握しておく必要があるのです。

会社が、どこに向かっているのか?
余力はあるのか?

このような状況を知らないと話を進めることはできません。

たとえば夕食に魚の煮物を用意しようとしたとします。

そんな時に横から
「栄養が取れるからカレーを作った方が良いです!」
と提案しても、それは今度で良いでしょ!
と思ってしまいますよね。

確かにカレーは栄養が取れるという「正しさ」があります。
けれども、受け入れる状況ではないので却下となります。

それと一緒です。

ですから、あなたの想いを通すには
会社の状況そして、それなりに影響力が必要です。

この両方を得るには役職が必要なのです。
残念ながらこれが真実です。

では、あなたの想いをどこにぶつければよいのでしょうか?

それはあなたができる範囲であなたのやりたいことをすることです。
スモールスタートで成果を得ることで
あなたは評価を得ることができます。
それを少しずつ大きくしていきましょう。

あなたの想いが届かないからと言って
嘆いたりあきらめたりする必要はありません。
スモールスタートを大切にして会社にあなたの想いを届けてください。