こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは数字と言葉を使いこなしていますか?
ここで言う数字とは数値や数量で比較ができることを指します。
いわゆる定量的なものです。
一方で言葉とは、数値化できない内容を指します。
いわゆる定性的なものです。
上司から「根拠を示せ!」「データは?」
と言われた時には多くの場合数字で回答を求められます。
であるならば、数字で示した方が良いだろう
と思うかもしれません。
しかし、それには数字の限界があります。
たとえば多くの人は飛行機事故は怖いと思うでしょう。
国際航空運送協会(IATA)の航空機事故に関するデータ・統計によると
83 万回のフライトごとに 1 件の事故です。
https://www.iata.org/en/pressroom/2023-releases/2023-03-07-01/
83万回のフライトとなると
飛行機に1日2回ほど搭乗したとしても1年で730回
これを30年続けても2,190回です。
いかに途方もない数字かがわかります。
しかし、一回の事故のインパクトが強いことと
途方もない数字なので「怖い」という感情だけが残るのです。
このことがセールスでも起きるのです。
数字を示すことは明確に差があることを理解してもらうためです。
しかし、それだけでは感情は動きません。
ここで定性的、つまり言葉が活きます。
言葉を使うことでどんなメリット、ベネフィットがあり
実際に使った人はどうだったのか?
といった意見が感情を動かすのです。
数字と言葉、定性的と定量的をぜひ使いこなしてください。