好きと憎しみは裏返し

こんにちは。
毛利まさるです。

テレビやネットのニュースでは
不倫をして裁判になっているといった
芸能ネタが溢れています。

あんなにも仲睦まじい姿をみせていたのに
気が付けば悲惨なことに。

不思議ですよね。
仲が良かった頃もあり
思い出もあるのだから
なんとかならないのか?
と思いますよね。

しかし、残念ながらそうはなりません。

嫌いになった時は
好きだった分そのまま憎しみに変わるのです。

『韓非子(かんぴし)』の中にある
余桃の罪の話があります。

かいつまんでお話させていただきます。

とある国の君主に気に入られている
弥子瑕(びしか)という美男子がいました。

君主と果樹園に出かけた時に
弥子瑕は自分が食べている桃が
あまりにもおいしいので
半分残して君主に差し出したのです。

その心遣いに君主は感動しました。

時は流れ、弥子瑕は大きくなり
君主からの寵愛もなくなってきました。

その時に君主は言ったのです。

あやつはわしに食べかけの桃をよこした。

おわかりでしょうか?

これは紀元前六世紀頃の話です。
そのころから、今と同じようなことがあったのです。

好きと嫌いは裏返しなのです。

会社の中でも同じようなことが起きます。
「余桃の罪」をぜひ覚えておいてください。