金太郎と桃太郎の違いとは?

こんにちは。
毛利まさるです。

突然ですが、あなたは
昔話の金太郎と桃太郎を
ご存じですよね。

では、そのストーリーを語ることは
できますか?

桃太郎はおばあさんが川で洗濯をしている途中に
大きな桃が流れてきて
その桃を家に帰って包丁を入れたところ
赤ちゃんが生まれました。

その赤ちゃんは桃太郎と名付けられ
大きく育ち、鬼ヶ島に鬼退治に行くことになりました。

そこでおばあさんに作ってもらった
きびだんごを持って
旅の途中に犬、猿、キジが仲間になり…

と細かく説明ができますよね。

では、金太郎のストーリーはどうでしょうか?

まさかり担いだ力持ちの金太郎が
山の動物たちと遊んでいて
クマと相撲をとって倒して…

はて?その次は?

思い出せませんよね?

実は金太郎は
『今昔物語集』に登場する坂田金時氏です。
坂田金時氏は源頼光公の四天王の一人です。

おわかりでしょうか?
最初から力持ちの子供が
そのまま侍になるという
エリート街道まっしぐらのストーリーなのです。

昔話上では困難に立ち向かうことはなく
仲間と一緒に戦うわけでもありません。

生まれながらに強い人が
その強さを見込まれて
都のお偉い侍になりました。
という話なのです。

桃太郎とは全く異なるのです。
金太郎の強さはよくわかるのですけど
共感を得にくいストーリーなのです。

ですから、桃太郎くらい知名度は
あるにもかかわらず
ストーリーも単純なのに
そのストーリーは記憶に残らないのです。

このようにストーリーで
人の記憶に残る残らないがはっきりするのです。

お客さんの記憶に残してもらいたい場合は
商品に関するストーリーを意識してください。