こんにちは。
毛利まさるです。
あなたはテレビショッピングを観ますか?
深夜に延々と流れるテレビショッピング
最近ではYouTubeでもライブ配信していますよね。
テレビショッピングを観ていると
商品がとても魅力的で
今すぐにでも購入したくなります。
たとえば、カレーが焦げ付いてしまったフライパン
でもこのフライパンなら大丈夫なんです!
見てください。
なんと水を流すだけで
スルりと焦げの部分が取れるのです!
軽快なトークで商品の魅力を伝えられ
思わず感覚的に「なんてすごいんだ!」
と思ってしまいます。
しかし、この方法には実はトリックがあるのです。
あなたはそのトリックに気が付くことができますか?
まず、いきなり出てきた焦げが一体何者なのかわかりません。
さらに紹介しているフライパンと普通のフライパンとを
比較もしていません。
もしかしたらスタジオで演出している状況では
普通のフライパンでも同じ現象が起きるのかも知れないのです。
しかし、なにやらよくわからないけど
焦げみたいなのがつくと
どうしてもあなたの日常で焦げ付いたフライパンを想像してしまいます。
そしてあなたの日常とそのテレビでの演出とを比較するのです。
そこであまりの違いに「凄い!」と思ってしまうのです。
つまり同じ状況で比較していないことがトリックなのです。
本当ならば一般的に使っているフライパンと
紹介している商品のフライパンを同じ条件で
比較しないと意味がないことなのです。
しかし、それをしないということは
比較しても差がでないのです。
だから、紹介している商品だけで
日常の困りごとを演出しているのです。
このように理屈で考えるとおかしな演出なのです。
しかし、それでも購入する人は多いのです。
なぜかというとテレビショッピングは
視聴者の感覚を刺激しているからなのです。
なんとなく凄そう!
なんとなく便利そう!
いかにこう思わせるかだけに
注力しているのです。
あなたもセールスをするときに
この感覚を刺激するという観点を取り入れてみてください。