マーガリンは身体に毒なのか?

こんにちは。
毛利まさるです。

マーガリンは身体に毒である。

あなたはこのような話を耳にしたことがありますか?

センセーショナルな言葉は
記憶に残りやすいものです。

そこで他の人に
「どうやらマーガリンで身体に毒らしいよ」
と伝えてしまうかもしれません。

話のネタの一つとしてなら良いでしょう。
しかし、セールスであるあなたは
セールススキルを上げるために
この話をもっと深掘りしましょう。

そもそもなぜマーガリンは身体に毒なのか?
本当に毒ならば国が認可するわけがないのです。
もっというと毒物ならば
毒物及び劇物取締法を遵守しなければいけません。

ここまでお話するとおわかりですよね。
「マーガリンは身体に毒」
この言葉は間違っているのです。

では、なぜ毒と言われているのか?

それはマーガリンに含まれている
トランス脂肪酸が毒と言われている要因です。

では、トランス脂肪酸は毒なのか?

これも違います。

平均的な日本人より多いトランス脂肪酸摂取量を基にした諸外国の研究結果によると、トランス脂肪酸の過剰摂取により、心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされています。

厚生労働省HPより

トランス脂肪酸の過剰摂取が良くないといっているだけなのです。
そもそも毒でもありません。

それなのに不思議なことに
トランス脂肪酸は毒
トランス脂肪酸が含まれるのはマーガリン
よってマーガリンは毒

このように乱暴な三段論法で
マーガリンは毒となっているのです。

センセーショナルな言葉は
記憶に残りやすい半面
乱暴な論理で成り立っていることが多いのです。

あなたはこの乱暴な論理にダマされないでください。