
こんにちは。
毛利まさるです。
専門用語を使いすぎて、話が噛み合わなかった経験はありませんか?
会議や商談、あるいは社内のちょっとした相談の場で、
「ちゃんと説明したはずなのに、相手の反応が薄い」
「話せば話すほど、距離が広がっている気がする」
そんな違和感を覚えたことはないでしょうか。
その結果、
「自分の伝え方が悪いのかもしれない」
「もっと論理的に話さないといけないのかもしれない」
そう感じた方も多いと思います。
しかし、それは説明能力や知識量の問題ではありません。
原因はとてもシンプルで、専門用語の扱い方にあります。
専門用語は、実は「諸刃の剣」である
専門用語は便利です。
知っている相手同士であれば、話は一気に早くなります。
一言で複雑な背景や前提を共有できるからです。
であるものの、相手がその言葉を知らなかった場合、状況は一変します。
専門用語を一つ使うたびに、
「それってどういう意味ですか?」
という説明が必要になります。
その結果、本来伝えたかった本質から話が逸れ、かえって時間がかかってしまうのです。
さらに厄介なのは、専門用語を多用すると、「この人、なんだか鼻につくな」と受け取られてしまう可能性があることです。
本人に悪気はなくても、
「マウントを取られている」
「自分が下に見られている」
そう感じさせてしまうことがあるのです。
本当に難しいのは「使い分け」そのもの
ここまで聞くと、
「じゃあ、相手に合わせて専門用語を使い分ければいい」
と思うかもしれません。
しかし、これが一番難しいのです。
相手がどこまで知っているかは、実際に話してみないとわからないからです。
見た目や肩書きだけで判断すると、だいたい外れます。
ですので、最初から完璧な使い分けを狙う必要はありません。
まずは「専門用語を使わない」が基本姿勢
おすすめなのは、とてもシンプルな戦略です。
最初は専門用語を使わないことを前提に話す。
そのうえで、様子を見ながら、「いわゆる〇〇ですよね」と、少しだけ専門用語を混ぜるのです。
ここで大切なのは、説明ではなく、反応を見ることです。
相手が「そうです、そうです」と頷いたら、そのまま話を進めて問題ありません。
しかし、「へぇ〜、そうなんですね」という反応だった場合は、その専門用語は一度引っ込めましょう。
このやり取りだけで、相手の理解レベルが自然にわかります。
「噛み砕ける人」というキャラクターを手に入れる
この方法を続けていくと、あなたは次第に、専門用語を振りかざす人ではなく、
専門用語を噛み砕いて話せる人として認識されます。
これは大きな差です。
専門知識がある人は、世の中にたくさんいます。
しかし、「相手の理解に合わせて、言葉を変えられる人」は、意外にも少ないのです。
だからこそ、その姿勢自体が信頼につながります。
話がわかりやすい。
質問しやすい。
一緒に考えてくれる。
そうした印象は、肩書きや実績以上に、人を動かします。





