
こんにちは。
毛利まさるです。
なぜ、飲食店では必ず注文を繰り返すのか
居酒屋でこんなやり取りを聞いたことはないでしょうか。
「ご注文繰り返します。生4つ、枝豆、たこわさ、刺身の盛り合わせでよろしいですか?」
もしこの確認がなかったら、あなたは少し不安になるはずです。
本当に伝わっているのか。間違っていないのか。
それが飲食店の世界では“当たり前”として徹底されています。
しかし、仕事になるとどうでしょうか。
上司から指示を受けたとき、
「はい、わかりました」とだけ答えて、そのまま席を立っていないでしょうか?
あなたは「理解しているつもり」だったのではないでしょうか?
成果が出ないときに起きている、静かなズレ
指示を受けた瞬間、頭の中では理解できた気がする。
しかし実際に行動に移す段階になると、
「あれ、ここまでやる話だったっけ?」
「優先順位はどこだったんだろう?」
そんな小さな迷いが積み重なっていきます。
その結果、思ったような成果につながらなかったと思います。
これは能力の問題ではありません。
それは、共通認識が確認されていないまま仕事が進んでいるからです。
飲食店で注文ミスが起きればすぐにクレームになります。
しかし仕事では、ミスやズレが数字として現れるまで時間がかかります。
だから原因に気づきにくいのです。
「確認する人ほど評価が下がる」という誤解
多くの人が、指示を繰り返すことに抵抗を感じています。
「理解力がないと思われたくない」
「忙しそうだから聞き返せない」
そんな感情がブレーキになります。
しかし、飲食店の店員が注文を繰り返しても、誰も「この人は仕事ができない」とは思いません。
むしろ安心します。仕事も同じです。
ですので、指示を受けたらその場で繰り返すのです。
「今回の目的は〇〇で、優先順位は△△、期限は□□ですね」
それだけで、ズレは一気に減ります。
おわかりでしょうか?
確認とは、自分を守るためではなく、相手の期待に正確に応えるための行動なのです。
指示を繰り返すことは、相手のためであり、自分のためでもあります。
不安を曖昧なままにしない。期待値を言語化する。
それだけで、仕事の精度は驚くほど変わります。
「確認しても嫌がられるのではないか」
そう感じる気持ちも理解できます。しかし、確認をしないことで生まれるズレの方が、後から何倍も大きな問題になります。
だからこそ、まずは小さくでいい。飲食店の店員になったつもりで、一言、繰り返してみてください。
それが、成果への最短距離なのです。





