
こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは毎日遅くまで働いているのに成果が出ず、「こんなに頑張っているのに」と虚しさを感じた経験はないでしょうか?
もしかしたら、それは決してあなたの行動が足りないからではないかもしれません。
なぜ、長時間働いても成果につながらないのか
それは、仕事の前提条件が知らないうちにズレてしまっているからです。
多くの人が無意識のうちに、「今日はどうせ定時では終わらない」と思いながら一日を始めています。
終業時間+2時間が当たり前。忙しい営業なら仕方ない。
そう思っていませんでしたか。
それは時間に余裕があると思って働いている状態です。
時間があると思うと、人は自然とペースを落とします。今すぐやらなくても大丈夫、あとでまとめてやればいい。
その結果、仕事はダラダラと広がり、終わりが見えなくなるだったと思います。
それは能力の問題ではありません。
それは「時間は有限だ」という前提が行動に反映されていないからです。
一日の締め切りを「先に決める」という考え方
ここで一つ、シンプルで強力な考え方があります。
それが「一日の締め切りを先に決める」ということです。
今日は何時に仕事を終えるのか。
この時間までに、どこまで終わらせるのか。
これを先に決めてから仕事を始めるのです。
「忙しいから無理だ」と思うかもしれません。
しかし、多少無理でも終業時間内で終わらせる前提で動いてみてください。
ですので、仕事のやり方そのものが変わってくるのです。
優先順位を考え始めます。
本当に今日やるべきことは何か。
今やらなくてもいい仕事は何か。
無意識にやっていた作業を、意識的に削り始めます。
長時間労働は努力の証明ではない
長く働いていると、「自分は頑張っている」と思えてしまいます。
しかし、成果が出なければ評価は上がりません。
時間をかけたこと自体は、残念ながら結果にはなりえないのです。
営業で評価されるのは、「どれだけ時間を使ったか」ではなく、「限られた時間で何を生み出したか」です。
終業時間を締め切りとして設定すると、集中力は自然と上がります。
締め切りがあるからこそ、人は本気で考え、選択し、行動します。
逆に言うと、時間に余白を与え続ける限り、仕事はいつまでも終わらないのです。
それでも不安になるあなたへ
もちろん、最初は怖いと思います。
「早く帰って大丈夫だろうか」
「評価が下がるのではないか」
そんな不安がよぎるでしょう。
しかし、成果が変わらないまま長時間働き続けても、状況は変わりません。
努力しても結果が出ないため、自信はさらに失われていきます。
だからこそ、まず変えるべきは「働く時間」ではなく「時間の前提」なのです。
一日の締め切りを決める。
それだけで、仕事への向き合い方は驚くほど変わります。
営業成績が伸びない時期は、誰にでもあります。
しかし、その原因を「自分の能力」に求めてしまうと、前に進めなくなります。
時間の使い方を変えることは、自分を守ることでもあります。
まずは今日、終業時間を一日の締め切りにしてみてください。
そこから、確実に何かが変わり始めます。





