上司から強い言葉を投げかけられた経験はありませんか?

こんにちは。
毛利まさるです。

「そんなんじゃダメだ!」
「こうしないとダメだろ!」

あなたは、上司からこのような言葉を投げかけられて、気分が一気に沈んだ経験はありませんか?

頭では「仕事だから仕方ない」と理解しているものの、心のどこかでモヤモヤが残り、その日の業務に集中できなくなってしまった、
そんな感覚を覚えたことがあったと思います。

その結果、必要以上に自分を責めてしまったり、「どうせ何をやっても評価されない」と感じてしまったりしたこともあったのではないでしょうか。

なぜ上司の指示は感情的に聞こえてしまうのか

そもそも多くの職場では、「仕事はできて当たり前」
「ダメなところを修正するのが上司の役割」「部下は指示に従うもの」
という前提で成り立っています。

この構造自体は間違っていないものの、現実のコミュニケーションでは、どうしても感情が混ざります。

上司も人間です。

余裕がないとき、焦っているとき、あるいは自分自身が上から強いプレッシャーを受けているとき、その感情が言葉のトーンに乗ってしまうことは珍しくありません。

問題は、その感情をそのまま受け取ってしまうことです。

指示と感情を一緒に受け取ると、行動が止まる

ここで一つ、大切な視点があります。
それは「指示」と「感情」を分離して受け取れているかどうか、という点です。

上司の言葉には、大きく分けて二つの要素が含まれています。
一つは「何をどう修正してほしいのか」という業務上の指示。
もう一つは、苛立ちや焦り、不安といった感情です。

この二つを混ぜたまま受け取ると、あなたの中で感情が膨らみ、行動を妨げます。
しかし、指示だけを切り取ることができれば、話はまったく違ってきます。

「要するに何を言いたかったのか」に立ち返る

上司からいろいろ言われたときこそ、こう自分に問いかけてみてください。
「いろいろ言われたであるものの、要するに何を直せばいいのか?」

感情的な言葉や強い表現はいったん横に置き、事実と行動レベルの指示だけを抜き出すのです。

「資料の結論が弱い」
「数字の根拠が足りない」
「説明の順番が分かりにくい」

こうした部分にフォーカスできれば、次に取るべき行動は自然と見えてきます。

感情に反応するのではなく、指示を処理する。
この切り替えができるようになると、仕事の消耗度は驚くほど下がります。

感情を切り離すことは、我慢ではない

ここで誤解してほしくないのは、これは「感情を押し殺す」という話ではないという点です。
不快に感じたなら、「不快に感じた」という事実はそのまま認識して構いません。

しかし、その感情を行動のハンドルに握らせない。
これが重要なのです。
感情は感じていい。
しかし、行動は指示に基づいて選ぶ。

この線引きができるようになると、上司の言葉に振り回されなくなります。

指示を分離できる人ほど、評価は安定する

皮肉な話であるものの、上司の感情に左右されず、淡々と修正を積み上げる人ほど、結果的に評価は安定します。
なぜなら、上司が見ているのは「感情への反応」ではなく、「修正後のアウトプット」だからです。

一時的にきつい言葉を浴びることがあっても、指示を正確に処理し続ける人は、信頼を積み上げていきます。

逆に、感情で止まってしまうと、修正そのものが遅れ、評価も停滞してしまいます。