「それ、どういうことですか?」と聞けた経験はありませんか?

こんにちは。
毛利まさるです。

仕事や人生で「この人、うまくいっているな」と感じる相手に出会ったことはありませんか?

営業成績が安定している人、なぜか信頼される人、難しい局面でも淡々と前に進める人。
その話を聞きながら、「なるほど」と思ったものの、実際に自分がやってみるとうまく再現できない。
その結果、「やっぱり自分にはセンスがないのかもしれない」と感じてしまったこともあったと思います。

しかし、それはあなたの理解力や努力不足が原因ではありません。
それは、うまくいく人ほど、うまくいく方法を“意識していない”からです。

うまくいく人のノウハウは、無意識に沈んでいる

成果を出し続けている人は、特別な裏技を隠しているわけではありません。
むしろ逆で、当たり前すぎて言語化していないことが山ほどあります。

たとえば「初回面談では相手の話をよく聞く」と一言で言われたとします。

しかし、

・どのタイミングで口を挟むのか
・どんな表情でうなずくのか
・どの言葉を拾って深掘りするのか

こうした細部は、本人にとっては無意識の動作であるものの、再現性の本体はそこにあります。

つまり、重要なポイントほど、話し手自身が重要だと思っていないのです。

何気ない一言こそ、宝の山である

成果を出している人の話の中で、本当に価値があるのは「ドヤ顔で語られる成功法則」ではありません。

むしろ、雑談の中でふと出てくる一言、前提条件の説明を省いた部分、言い切らずに流された話にこそ、本質が隠れています。

しかし多くの人は、そこでこう思ってしまいます。
「まあ、そこは細かい話だろう」
「聞き返すのは失礼かもしれない」

その結果、最も大切な部分を素通りしてしまうのです。

「それ、どういうことですか?」とくらいつく勇気

ここで大切なのが、ある程度の“くらいつき”です。
遠慮や空気読みよりも、「理解したい」という姿勢を優先することです。

「そのことを、もう少し詳しく教えていただけませんか?」
「今の話、もう一度噛み砕いてもらえますか?」

この一言が言えるかどうかで、吸収できる学びの深さは大きく変わります。
聞き返すことは失礼ではありません。

むしろ、「本気で学ぼうとしているサイン」として受け取られることの方が多いのです。

学びが伸びる人の共通点

学びが加速する人には共通点があります。

それは、話の表面で満足しないことです。
「わかりました」で終わらせず、
「なぜそう判断したのか」
「別の選択肢はなかったのか」
「それを見極めた基準は何か」

と、思考の裏側まで掘りにいきます。

逆に言うと、ここまで踏み込まなければ、どれだけ優秀な人の話を聞いても、成果に転用できないのです。

「聞く力」は才能ではなく姿勢である

「質問がうまい人」は、もともと頭が良いわけではありません。

相手の話を途中で理解したつもりにならず、わからない状態を放置しない姿勢を持っているだけです。

うまくいく人から学ぶとは、その人の言葉をなぞることではなく、その人の思考に近づくことです。

その入口が、「それ、どういうことですか?」という一言なのです。