
こんにちは。
毛利まさるです。
営業という仕事は、数字に追われ、プレッシャーに挟まれ、感情も思考も摩耗しやすいものです。
あなたは最近、考えが煮詰まり、気づけば深いため息が増えていたのではないでしょうか?
その結果、集中力が落ちたり、営業先でも本来のパフォーマンスを発揮できなかったと思います。
これはあなたの能力が低いからではありません。
それは脳と身体のバランスが崩れているからです。
人はストレスが一定値を超えると、頭で考えているつもりでも思考が堂々巡りになりやすくなり、行動量まで減ってしまうのです。
ですので、まず整えるべきは「身体」なのです。
そこでここからは、素案をもとにしながら、あなたの思考と感情を即座に整える“身体を使ったリセット法”について、よりわかりやすく分解してお伝えします。
思考が煮詰まるとき、必要なのは「さらに考えること」ではない
忙しい営業ほど、悩んだり考え込んだときに机に貼りついてしまいます。
しかし、それでは余計に沼に沈むように思考が固まります。
あなたにも「ずっと考えているのに答えが出ない」という日があったのではないでしょうか?
その停滞の正体は、能力不足ではありません。
それは思考を支える身体が固まり、血流が悪くなり、脳が本来のパフォーマンスを発揮できない状態にあるからです。
逆に言うと、どれだけ悩んでいても、身体を少し動かすだけで思考は驚くほど軽くなりえないのです。
だからこそ、行き詰まったら「考える」より「動く」が最適解になります。
10分の散歩でメンタルも思考もリセットされる
疲れを感じたり、気持ちが濁ってきたときに最も効果的な方法が「散歩」です。
外の空気を吸い、歩きながら景色を眺めるだけで、あなたの脳は自然と情報処理の速度を取り戻します。
散歩は、運動が苦手でもできる最もハードルの低いリフレッシュ法であり、10分でも十分効果があります。
なぜ歩くだけで思考が整理されるのか。
それは筋肉が動くことで全身の血流が改善し、脳に酸素が行き渡るため、感情のコントロール力や集中力が回復するからです。
ですので、煮詰まった時ほど「ちょっとだけ歩く」という選択があなたを救うのです。
散歩ができないなら「握る」だけでも効果は絶大
とはいえ、すぐ外に出られない状況も当然あります。
そんなときに私がおすすめするのが「グリップする」という方法です。
もし可能であれば、グリッパーのような握力トレーニング器具を使うのが最適です。
しかし、手元になければ何でも構いません。
硬いものをしっかりと握るだけで構造的にストレスが解放されます。
あなたは緊張したりストレスが強いとき、無意識に手に力が入っていたのではないでしょうか?
その結果、肩までガチガチになり、さらに疲労感が増していたと思います。
手に意図的に力を入れて握ることで、その“溜まった緊張”が外へ流れ、全身の血流が改善し、気分がリフレッシュされるのです。
「握る」というのは、驚くほどシンプルであるものの、脳のスイッチを入れ直す強力な方法なのです。
行動を変えれば思考は変わり、思考が変われば行動は加速する
身体を動かすことで思考が整うのは科学的にも明確ですが、営業にとってはさらに重要な意味があります。
行動量が増える
→小さな成果が生まれる
→自信が戻る
→さらに動ける
という上向きの循環ができるからです。
つまり、たとえ今どれだけ煮詰まっていても、たとえ疲れ切っていても、あなたが小さく身体を動かすだけで“前に進むための循環”は作れるのです。
散歩をしても、握っても、そのため次の一歩を踏み出すだけのメンタルと集中力が戻るのです。
逆に言うと、身体を全く動かさず頭だけで何とかしようとすると、どれだけ努力しても成果は出づらくなりえないのです。
今日からできる最短の回復アクション
思考が煮詰まったら歩く。
歩けないなら何かを握る。
それだけであなたの営業活動は確実に変わります。
あなたが疲れているのは能力不足ではありません。
単に「エンジンに酸素が足りていなかっただけ」なのです。
まずは今日、10分だけでいいので外を歩いてみてください。
それがあなたの成長の第一歩になります。





