
こんにちは。
毛利まさるです。
今の自分で最善を尽くす
人は誰しも「もっと成長してから挑戦しよう」と思うことがあります。
完璧な準備が整うまでは動かない。
けれど、その考え方こそが「挑戦のチャンス」を遠ざけてしまうのです。
今できることを全力でやる。
つまり、今の自分で最善を尽くす。
この姿勢こそが、結果を生み出す一番の近道なのです。
まずは打席に立つこと
小学生の野球大会で、まだ自信がないからといって素振りばかり繰り返している選手がいたとします。
もちろん練習は大切です。しかし、いくらバットを振っても、実際の試合でバットを振らなければヒットは生まれません。
グラウンドに立ち、打席に入り、ピッチャーの球を見て、振って、失敗して、また挑む。
そうやって初めて「経験」という財産が積み重なっていくのです。
セールストークもこれと同じです。どれだけ資料を読み込み、何度も原稿を練習しても、実際にお客さんの前で話してみなければ、リアルな反応はわかりません。
完璧な言葉選びを目指すのではなく、今の自分の言葉で精一杯伝えてみる。
そこからしか「改善点」も「成長のヒント」も見えてこないのです。
完璧主義はチャンスを逃す
完璧を求めすぎると、いつまで経っても行動に移せません。
「もっと準備してから」「もう少し上手くなってから」と考えているうちに、目の前のチャンスは過ぎ去ってしまいます。
実際、成功している人の多くは、初めから完璧ではありません。
むしろ、未完成のまま飛び込み、失敗しながら修正し、磨き上げていく中で成果をつかんでいるのです。
この姿勢を支えるのが、「今できる範囲でベストを尽くす」という考え方です。
「準備が足りない」ではなく、「今の自分でやれる最大限を出す」。
この切り替えができた瞬間に、成長スピードは格段に上がります。
失敗を恐れないことが行動力を生む
多くの人が行動できない理由は、失敗を恐れているからです。
しかし、失敗しない人生なんて存在しません。
むしろ失敗とは、成功に必要な「素材」の一つです。
成功した人ほど、失敗の数も多い。なぜなら、その分だけ行動しているからです。
今の自分を信じる勇気
「もっと上手くなってからやる」は、裏を返せば「今の自分を信じていない」ということです。
たとえ不完全でも、現時点の自分が積み重ねてきた努力を信じてみましょう。
経験が足りないなら、その経験を積むために行動するしかありません。
行動した瞬間から、あなたの成長曲線は動き始めます。
そして、行動の結果が思うようにいかなかったとしても、それは「失敗」ではなく「観察」です。
どんな反応があり、どこで詰まったのかを知ることができれば、次の挑戦で修正できます。
つまり、行動するたびに精度が上がっていくのです。
再現を尽くす人ほど成長する
成果を出す人とそうでない人の差は、「今の自分をどう扱うか」にあります。
理想の自分を思い描くのは大事であるものの、そこに届かない現実を理由に止まるのではなく、今の自分の力をフルに発揮して挑むこと。
その積み重ねが、やがて「理想の自分」に近づく最短ルートになります。
そして、この「再現を尽くす」という姿勢は、仕事だけでなく人生全体に通じます。
勉強、スポーツ、人間関係、どんな場面でも、「今の自分で全力を出す」ことが、最も確実に成長を引き寄せるのです。





