
こんにちは。
毛利まさるです。
わかっている人からのアドバイスが最短ルートになる理由
新しいことを習得しようとして、なかなか前に進めない経験はありませんか?
本を読んでみたり、ネット検索をしてみたり、最近では生成AIに質問してみたりと、さまざまな方法で解決を試みるでしょう。
AIはとても便利であるものの、使いこなすためにはある程度「自分の課題を言語化」できないと答えがうまく引き出せないことがあります。
そこで改めて思い出してほしいのが、わかっている人からのアドバイスの重要性です。
人に聞くことは恥ずかしいことでも迷惑なことでもありません。
むしろそれは最短距離を走るための大切な仕事術の一つなのです。
AIと自己解決の限界
もちろんAIを使った問題解決は強力です。
あなたがある程度課題を整理し、「これはどうすればいい?」と投げかければ、驚くほど的確な回答を返してくれることも少なくありません。
しかし、壁にぶつかっているときというのは、そもそも「自分がどこにつまずいているのか」が見えにくい時でもあります。
たとえばエクセルの関数を学んでいるとしましょう。
「表計算ができない」と漠然とした悩みを抱えても、
AIには「具体的にどんなエラーが出ているか」「何を実現したいか」を言葉で説明しないと解決に至りません。
つまり、AIに質問するにも前提条件を言語化できる必要があるのです。
ここで時間をかけすぎると、本来の目的からどんどん遠ざかってしまいます。
わかっている人の圧倒的な価値
ここで登場するのが、わかっている人からのアドバイスです。
専門家や経験者は、あなたが何に困っているのかをほんの数秒で見抜くことがあります。
「あ、それは〇〇をこうすればいいよ」と一言で片づいてしまうことさえあるのです。
なぜそれができるのか?
それは経験から「よくあるつまずきパターン」を熟知しているからです。
自分ひとりで何時間も悩むことを、わかっている人はわずか数分で解決してくれることがあるのです。
これは決してズルではなく、効率的に学ぶための立派な仕事術なのです。
聞ける人を持つことも仕事術
もちろんいつでも周囲に詳しい人がいるわけではありません。
そこで意識したいのが「質問できる人との関係性」をつくっておくことです。
先輩や同僚だけでなく、オンラインコミュニティやSNSでも構いません。
あなたが困ったときに気軽に相談できる環境を整えておくことは、実は大きな財産になります。
この時に注意したいのは、ただ「わからない」と投げるのではなく、「ここまではやってみましたが、この部分でつまずいています」と具体的に伝えることです。
それがあるだけで相手も答えやすくなり、あなたもより早く理解できるようになります。
AIと人間アドバイスのハイブリッド活用
AIを使ってまずは自分なりに整理をする。
そのうえで、どうしても突破できない部分はわかっている人に聞く。
これがもっとも効率的な学びのスタイルです。
AIの強みは網羅的な情報を短時間で提示できること、
わかっている人の強みは経験に基づく直感的な気づきを与えてくれること。
この二つを組み合わせれば、学びの速度は格段に上がります。
つまり、AIと人間のアドバイスは対立するものではなく、補い合うものなのです。





