「そういうものだと思う」思考法

こんにちは。
毛利まさるです。

感情が乱れる瞬間は、突然やってくる

あなたは、思い通りにいかない出来事に直面したとき、必要以上にイライラしてしまったことはなかったでしょうか?

電車の遅延、約束が守られない取引先、上司からの一言。
冷静でいようと思っていても、感情は予告なく揺さぶってきます
その結果、気持ちが切り替えられず、仕事に集中できなかった、そんな経験だったと思います。

本来やるべきことが目の前にあるのに、頭の中では別のことが渦巻いてしまう。
これは決して珍しいことではありません。

感情が暴れる本当の理由

それは、無意識のうちに「こうあるべきだ」という基準を強く握りしめているからです。
電車は時間通りに来るべき。相手は約束を守るべき。努力すれば結果は出るべき。
日本で育ち、日本のビジネス環境で働いていると、こうした基準は当たり前のように刷り込まれます。

しかし、少し視点を変えるとどうでしょうか。

これは海外で働いた経験のある私の知人の話です。
始業時間になっても、とある社員が会社に来ないのです。
不思議に思い、当人に連絡をすると今日は会社を休むというのです。

理由を聞くと、「雨が降ったから会社に行かなかった」とのことです。
無断で休み、さらには理由が雨」これは日本しか知らなければ驚く話です。

しかし、世界的に見れば、それも一つの現実です。

期待値が感情を決めている

感情が揺れるかどうかは、出来事そのものではなく、自分がどんな期待値を置いているかで決まっているのです。

「この電車は遅れることもある」
「相手も人間だから完璧ではない」

そう思えていれば、同じ出来事が起きても感情は大きく動きません。
感情的になっても状況が変わらないため、怒ること自体がコストになるのです。

時間も集中力も奪われ、結果として自分のパフォーマンスを下げてしまいます。

「そういうものだと思う」という技術

ですので、おすすめしたいのが「そういうものだと思う」という考え方なのです。

これは諦めではありません。現実を正確に捉えるための技術です。
努力してもすぐに結果が出ないこともある。
一生懸命やっても評価されない時期もある。

しかし、それがこの世界の標準仕様だと理解していれば、感情は過剰に反応しなくなります。
たとえ失敗しても、感情が安定しているため、次の一手を冷静に考えられる。

これが積み重なると、結果として成果に近づいていきます。

感情を抑えるのではなく、設計する

逆に言うと、完璧な環境や即効性のある成果を期待し続ける限り、感情は安定しえないのです。
感情を気合で抑え込もうとしても長続きしません。
重要なのは、感情が暴れない前提条件をつくること。

そのために「そういうものだと思う」という一言を、自分の中に置いておくのです。
今日うまくいかなくても、そういう日もある。
評価されなくても、そういう時期もある。

それでも積み上げた行動は、確実に自分の中に残ります。
感情を敵にしなくていい。
コントロールしようと力む必要もない。

現実を正しく見て、淡々と前に進む。

それが、長く成果を出し続ける人の共通点なのだと思います。