圧倒的な行動量

こんにちは。
毛利まさるです。

「あなた、なんでそんなに動きが遅いの?」
そう言われた経験はありませんか?

その一言は、まるで心を突き刺すような痛みを伴います。
自分では一生懸命やっているつもりなのに、周りと比べられ、
「行動が遅い」「成果が出ない」と言われる。
そんな経験をしたことがある方は、
きっとセールスという仕事の厳しさを肌で感じているでしょう。

しかし、ここで立ち止まって考えてみてください。
トップセールスと呼ばれる人たちは、
ただ結果を出しているのではありません。
彼らの最大の特徴は、圧倒的な“行動量”と“スピード”にあります。

多くの人が「やるべきことは分かっている」と言います。
しかし、実際にそれを即座に実行に移す人はごくわずかです。

トップセールスは、その“わずか”の側にいます。
見込み顧客を見つけたらすぐに電話をかけ、
商談の帰りにはもう次のアポイントを取っている。
提案書を依頼されれば、その日のうちにドラフトを送り返してくる。
そのスピード感が、他との差を生むのです。

「いや、そんなに動いていたら疲れてしまう」
と思うかもしれません。
であるものの、実は“圧倒的な行動”こそが、
メンタルの維持にもつながっているのです。

トップセールスは、行動によってメンタルを保ち、
またその行動によって成果を出すことで、
自信と成功体験を蓄積しています。
これが、セールスメンタルの強さの正体です。

そして、彼らが「動きすぎて燃え尽きている」
わけではないということも、見逃してはいけません。
むしろ逆で、動き続けているからこそ、
心のバランスを取れているのです。
動かないで悩んでいる時間こそが、
メンタルを不安定にしていくのです。

では、圧倒的な行動を習慣化するにはどうすればいいのでしょうか?
その答えは「完璧を目指さず、とにかく“今やる”こと」です。
提案の中身が完璧でなくても、まずは骨子だけでも提示してみる。
行動量は、失敗を恐れない回数に比例するのです。

そしてもう一つ、忘れてはいけないことがあります。
それは、他人の行動量を見て焦るのではなく、
自分の「昨日」と比べて今日をどう動けたかを見ることです。
圧倒的な行動量とは、いきなり一日100件の電話をすることではなく、
「昨日より1件でも早く動けた」という積み重ねの先にあるのです。

セールスとは、運や才能ではなく、
「行動の総量で勝負が決まる世界」です。圧倒的な行動量
それこそが、どんな不安にも打ち勝つ、
最強のセールスメンタルの武器になるのです。