気持ちのスイッチを見つける

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、何かを始めたものの、
途中でやる気を失ってしまった経験はありませんか?

英会話の勉強を始めたものの、
最初の数週間でやめてしまった。

ジムに通おうと思ったけれど、
気づけば月に一度しか行っていない。

仕事で新しいスキルを身につけようと決意したのに、
気づけば忙しさに流されて手をつけられていない。

そうした経験に心当たりがあるなら、
あなたに必要なのは「気持ちのスイッチを見つけること」です。

何かを身につけたいと考えたとき、
最も重要なのは継続することです。

どんなに優れた学習法を知っていても、
続けなければ成果は得られません。

たとえば、語学の習得においても、
ビジネススキルの向上においても、
短期間の集中よりも、
毎日少しずつでも積み重ねることが結果につながります。

これは誰もが理解していることです。
しかし、それでも続かない。それこそが最大の問題なのです。

継続できない理由はいくつかありますけど、
その中でも大きな要因の一つは
「やる気の波に左右されること」です。

やる気があるときは行動できる。
しかし、やる気が落ちると一気に行動が止まる。
この波をなくし、安定して続けるためには、
あなた自身の「気持ちのスイッチ」を見つけることが必要なのです。

では、その気持ちのスイッチはどこにあるのでしょうか?

それを見つけるためには、
最初に「やらなければ」と思ったきっかけを
思い出すことが重要です。

何かを始めようと決意した瞬間、
あなたの中には強い動機があったはずです。
それを思い出すことで、再びやる気を引き出すことができます。

たとえば、こんなきっかけがあるかもしれません。

・今のままでは会社の中で立場がなくなってしまうと感じた。
 それならば営業スキルを磨こう。
・職場の人間関係を改善したいと考えた。
 それならば社内営業について学ぼう。
・仕事を任せてもらうために、組織論を学んでおこうと思った。

このような「なぜ始めようと思ったのか?」という気持ちは、
あなたの気持ちのスイッチそのものです。
しかし、多くの人はその気持ちをすぐに忘れてしまいます。

ですから、「気持ちをメモすること」です。

ここで注意すべきなのは、
「やること」をメモするのではなく、
「やると決めたときの気持ち」をメモすることです。

たとえば、「毎日30分英語を勉強する」と書くのではなく、
「英語ができないことで大事なチャンスを逃して悔しかった」
「同僚が英語ができるという理由で昇格したから
 自分もできるようになりたいと強く思った」
といった気持ちを書き残すのです。

人は、やることリストを作っても、
それが面倒になれば後回しにしてしまいます。

しかし、感情に訴えかけるメモがあれば、
そのときの強い動機を思い出し、
やる気を取り戻すことができます。

だからこそ、「やること」ではなく「気持ち」を書くのです。

気持ちのスイッチを押すためには、
日々の習慣としてこのメモを振り返ることが大切です。

たとえば、毎朝仕事を始める前に、メモを読み返す。
寝る前に、その日どれだけ行動できたかを振り返る。
こうした習慣が身につけば、やる気の波に左右されることなく、
安定して行動を続けられるようになります。

その時にはそもそも
「気持ちのスイッチ」が必要なくなっているのです。

まずは、あなたの気持ちのスイッチを見つけてください。
それを押し続ける仕組みを作ることで、確実に成長できるのです。