会社がダメだからこそ

こんにちは。
毛利まさるです。

仕事で失敗をしたり、理不尽なことに遭遇したりすると、
ついストレスが溜まってしまいますよね。

同僚と飲みに行き、会社の愚痴を言い合いながら
「だからうちの会社はダメなんだ!」
と憂さ晴らしをする。
そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

確かに、ストレスを発散することは大切です。

感情を溜め込みすぎると、
仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼしますし、
心身の健康にもよくありません。

しかし、「ダメだ、ダメだ」と言うだけで終わってしまうと、
何も変わらないまま時間だけが過ぎていきます。

むしろ、不満を言い続けることで
「自分は被害者である」という意識が強くなり、
何をするにもネガティブな考えが先行してしまうことすらあります。
それでは、状況を良くするどころか、
どんどん悪化していくばかりです。

ここで視点を変えてみましょう。

もし、あなたが「会社のダメな部分」
に気がつくことができるのなら、
それはあなたに「問題を発見する力」があるということです。

ただ漫然と仕事をしている人は、
会社の欠点すら見えていません。

ですけど、あなたは会社の課題や問題点に気づける。
これは素晴らしいことです。

では、その気づきをどう活かすか?
それが大事なポイントになります。

たとえば、「うちの会社はマネジメントがうまくいっていない」
と感じるのであれば、組織運営やリーダーシップについて学んでみる。

「うちの会社はマーケティングが弱い」と思うなら、
最新のマーケティング手法を勉強してみる。

こうして、会社の課題を「学ぶべきテーマ」として捉えることで、
自分自身の成長につなげることができます。

これは、自己啓発の基本でもあります。

何かに不満を持ったとき、それをただの愚痴で終わらせるのではなく、
「だからこそ、自分はこれこれをする」と次の行動につなげる。
この思考があるかどうかで、人生の方向性は大きく変わります。

会社の環境が厳しくても、理不尽なことがあっても、
それをどう捉えるかはあなた次第です。

「会社がダメだからこそ、自分は成長する」
「会社がダメだからこそ、自分はスキルを磨く」
「会社がダメだからこそ、自分は新しい挑戦をする」

このように考えることができれば、
どんな環境にいても自分の未来を切り開くことができます。

もちろん、会社が抱える問題すべてを
個人の努力で解決できるわけではありません。

しかし、少なくとも「何もできない」と嘆くより、
「自分にできることは何か?」と考えたほうが、
はるかに前向きで生産的です。

そして、その積み重ねが、あなたの市場価値を高め、
最終的にはより良いキャリアを築くことにつながるのです。

愚痴を言いたくなることがあっても、
それをただの発散で終わらせず、次の行動につなげる。

会社がダメだからこそ、自分は成長する。
そう思えたとき、あなたの未来は確実に開けていきます。