
こんにちは。
毛利まさるです。
企業には、それぞれ独自の文化があります。
しかし、その文化が時代に適応できていない場合、
変化を求める人にとっては大きな障壁となることがあります。
「うちは昔からこうやってきた」
「新しいやり方を試す必要はない」
といった言葉が飛び交う職場では、
どれほど優れたアイデアがあっても、
なかなか実現することができません。
このような環境で、営業として
どのように変化を起こしていくべきでしょうか?
まず、重要なのは現状の問題点を明確にし、
それを積極的に上層部に訴えることです。
変化を嫌う企業文化の中では、問題があっても
「仕方がない」と受け入れてしまう風潮が生まれがちです。
しかし、何も言わなければ何も変わりません。
たとえば、営業活動において
非効率なプロセスが存在するならば、
それがどれほど生産性を下げているのかを
具体的に示す必要があります。
ただ批判するだけではなく、
「こうすればもっと良くなる」
と建設的な提案を行うことで、
変化への第一歩を踏み出せるのです。
ただし、これは言うは易く行うは難しです。
言い方を間違えると、「あいつは不満ばかり言うやつだ」
といったイメージを持たれかねないです。
ですから、もっと良いのは、
自ら変化の成功事例を作ることです。
企業全体を変えるのは難しくても、
自分の業務範囲内で新しい手法やツールを試し、
その効果を実証することは可能です。
たとえば、営業活動の効率化のために
デジタルツールを活用した場合、その結果をデータとして示し、
「これだけの時間を削減できた」
「売上にどれだけ貢献した」
と具体的な成果を出すことで、周囲も関心を持つようになります。
実際の成果が見えれば、
変化を拒んでいた人たちも少しずつ考えを改めるかもしれません。
そして、周囲を巻き込むことも大切です。
自分一人で変化を起こすのは難しいですけど、
同じように「このままではいけない」
と感じている人は意外と多いものです。
変化を望む仲間を見つけ、チームとして動くことで
より大きな影響力を持つことができます。
小さな成功体験を共有しながら、
徐々に組織全体に変化を広げていくのです。
古い企業文化が残る環境では、
変化を起こすことが簡単ではありません。
しかし、問題提起をし、自ら成功事例を作り、
仲間と協力することで、少しずつ組織は動き始めます。
現状に不満を持ちつつも何も行動しなければ、
変わることはありません。
むしろ、「自分が変化のきっかけを作る」
という意識を持つことが
未来を切り開く第一歩なのです。