こんにちは。
毛利まさるです。
セールスの現場で、説明が思うように伝わらず、
相手が首をかしげる場面に遭遇したことはないでしょうか？
一生懸命に話しているのに、相手の反応が薄い、
または理解していない様子が見えると、焦ってしまうものです。
そんな時に活躍するのが、
「ノートに書きながら説明をする」という手法です。
ノートに書くという行為は、単に補助的な役割ではありません。
実際に手を動かして図や文字を書くことで、
視覚的な要素を加えることができ
言葉だけでは伝わらない部分を補完します。
例えば、複雑なセールスの提案内容やデータの解釈を説明する際、
言葉だけで伝えようとすると抽象的になりがちです。
しかし、ノートに図を描き
具体的な数値や関係性を書き加えることで、
情報を視覚的に整理し、相手に伝わりやすくなります。
さらに、ノートに書きながら説明することで、
その場の状況に応じて柔軟に対応することが可能です。
相手が疑問を投げかけたら
それを図に加えることで補足説明ができますし、
「ここまでは理解されていますか？」
と確認しながら進めることで、
相手の理解度を測りつつ話を進めることができます。
このようにして、相手との対話が深まり
説明の精度が高まるのです。
セールスにおいて、「動き」を加えることも重要なポイントです。
ただ話すだけでは、情報は一方通行になりがちですが、
ノートを使うことで、相手の目と耳の両方に訴えることができます。
また、書くという行動そのものが、自然と動きを伴いますので、
説明がダイナミックに感じられ、興味を引きつける効果もあります。
特に、商談の場では、相手が資料を見るだけでなく、
あなたの動きや工夫を目の当たりにすることで、
提案への信頼感が増すこともあるのです。
ノートを使った説明は、セールスのプロセスにおいて、
相手との信頼関係を築く重要な手段にもなります。
「わかりやすく伝えたい」という姿勢が伝わると、
相手も「この人は自分のことを考えてくれている」と感じ、
提案を真剣に受け止めてくれるようになります。
特に、相手が提案内容について上司や同僚に説明する必要がある場合、
ノートを使った視覚的な説明が大いに役立ちます。
相手がそのノートを持ち帰り、再び確認できる状態を作ることで、
提案の内容がさらに浸透する可能性が高まります。
セールスの現場で説明が伝わりにくいと感じた時こそ、
ノートを活用するタイミングです。
書くというシンプルな行為が、情報を整理し、
相手の理解を深める大きな助けとなります。
相手が「なるほど、そういうことか」
と納得する瞬間を引き出すために、
ぜひノートを使った説明を取り入れてみてください。
