役割と自分を区別する

こんにちは。
毛利まさるです。

役職が上がることで
自分が特別な存在になったように感じたり
逆にその重さに押しつぶされそうになる人もいます。

このような勘違いが、職場の人間関係に
悪影響を及ぼすことも少なくありません。

その結果、他人や自分自身に対して
無意識にプレッシャーをかけたり
逆に役割に過剰な期待を抱いてしまったことがあるかもしれません。

それは「役割」と「自分」を混同してしまうからです。

仕事の中で役割を果たすことは大切ですけど
それが自分そのものを定義するわけではありません。

今回は、役割と自分を区別することの重要性と
その実践方法について考えていきます。

たとえば子供のお遊戯会を思い出してみてください。

子供が桃太郎を演じた場合
彼が実際に桃太郎になったわけではありません。

それは、一時的にその役割を任されたに過ぎません。
同じように、仕事における役職や肩書も
一種の「配役」に過ぎないのです。

しかし、大人になるとこの「役割」と
「自分自身」を混同してしまうことがあります。

それでは、なぜ役割と自分を切り離す必要があるのでしょうか?

一つ目は、傲慢さを防ぐためです。

役割を「自分そのもの」と捉えると
周囲の人を見下すような態度が生まれることがあります。

たとえば、役職が上がったことで
「自分は特別だ」と思い込み
部下に対して配慮を欠いた振る舞いをしてしまうケースです。

逆に言うと、役割を自分と区別できれば
謙虚さを保つことができます。

役割を「一時的な任務」と捉え
自分自身の価値をそこに依存しないことが大切です。

それによって、仕事の中での謙虚さや
安定感を保つことができます。

仕事術の基本は、自分を正しく理解し
役割を冷静に演じることです。

それができれば、どのような役割を任されても
揺るがない自分を保つことができるでしょう。