買わないことでの後悔

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたはお客さんとの商談で、良い提案をしたにもかかわらず、
「検討します」「今は時期じゃないから」
と言われた経験はありませんか?

その結果、せっかくのセールスチャンスを逃してしまい、
後から「もっと説得力のある話ができていれば…」と
感じたことがあるかもしれません。

それは、あなたのセールストークに時間という要素が
欠けているからです。

お客さんは通常、商品やサービスのメリットやベネフィットに
注目します。
「この商品を買えばこんな良いことがありますよ」と
説明することは、セールスにおいて基本中の基本です。

それはもちろん大事ですが、それだけでは不十分です。

なぜなら、購入を決める際にもう一つ重要な要素があるからです。
それは、「今買わないことでどんなデメリットがあるか」
という時間軸の話です。

逆に言うと、時間軸を無視してメリットだけを強調しても、
お客さんは「いつか買えばいい」と考えることが多いのです。
それでは、せっかくの商機を逃してしまう可能性があります。

たとえば、時短家電を想像してみてください。
乾燥機付きの洗濯機にすることで
洗濯物を干す時間や煩わしさから解放されるのです。

時間にしたらどのくらいでしょうか?
煩わしさから解放されたらどのくらいの価値があるでしょうか?

購入を一日遅らせるということは
その分だけ、余計に時間を使って
余計に煩わしさを感じることになるのです。

このように購入しないことと
購入することの世界の違いを明確にして
購入しないことのデメリットをわかりやすく伝えましょう。

今後、セールスの場でお客さんに対して
より強力な提案を行う際には、この「時間軸」を
忘れないようにしてください。

それが、お客さんとの信頼関係を深め、
最終的な成約に結びつける大きな力となるのです。