感情で判断しない

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、ビジネスや日常生活で
「なんとなく嫌だな」と感じた相手や、
「この人とは付き合いたくない」と思った瞬間
その時点で判断をしてしまったことはありませんか?

その結果、せっかくのチャンスを逃してしまったり、
後で「もっと冷静に考えれば良かった」
と後悔した経験があるかもしれません。

これは決して珍しいことではなく、
多くの人が感情に左右されて判断ミスをしてしまうものです。

特に感情が高ぶっているときや、
プレッシャーを感じているときは、
その傾向が顕著になります。

その理由は、感情が人間の思考プロセスに強く影響を与えるからです。

例えば、相手の態度や言葉に腹が立ったとき、
その人の意見や提案自体を否定してしまうことがありませんか?

それは、その提案の内容を評価する前に、
相手に対する感情が判断を曇らせているのです。

感情を含んだ判断は、一時的なストレスや嫌悪感によって、
物事を大げさに捉えたり、事実を見誤る原因となります。

その結果、冷静な判断ができず、
ビジネスの機会を逃したり、無駄な対立を生むことになります。

ですので、感情を排除することが非常に重要なのです。
判断をする際には
「今自分の中に感情が入っていないか?」
と自問することが効果的です。

特に「なんとなく嫌い」
「人として許せない」
「どうしても腹が立つ」など、
負の感情が少しでも混じっていると感じたら、
一度その場から離れてクールダウンすることが必要です。

これはビジネスに限らず、
プライベートな場面でも役立つ考え方です。
冷静さを保ち、物事を客観的に判断することが、
最良の選択をするための基本です。

しかし、感情を完全に排除することは容易ではありません。
特に、長い付き合いがある人や、
過去に何らかのトラブルがあった相手に対しては、
どうしても感情が先行しやすくなります。

例えば、過去に一度あなたを裏切ったことがある同僚が、
新しいビジネス提案を持ってきたとしましょう。

その時、「この人とはもう仕事をしたくない」という感情が湧き、
提案の内容を冷静に検討せずに拒絶することがあるかもしれません。

しかし、感情を挟んだ判断が、
あなたにとって大きなチャンスを逃すことにもつながりえます。

なぜなら、その同僚が持ってきた提案が、
あなたにとって今後のキャリアに
大きな影響を与えるものかもしれないからです。

逆に言うと、感情を上手にコントロールできれば、
誰とでも冷静に接することができ、
どんな場面でも公平な判断ができるようになります。

これこそが、ビジネスにおけるマインドを
持つための重要なポイントです。

感情に左右されず、 常に相手の価値や利益を見極め、
その人にとって最適な提案を考え抜く力です。

感情に流されないことで、
相手の真意やニーズを的確に捉え、
本質的なコミュニケーションができるようになるのです。

感情を冷静にコントロールし、
相手の価値をしっかりと見極める力を養うことが、
あなたの成長と成功につながります。

ですので、もし今後判断を下す際に、
「少しでも感情が入っていないか?」を意識してみてください。

冷静な視点を持ち続けることで、
感情に振り回されることなく、
長期的な利益を追求することができるようになります。