マスターピース顔の営業になっていませんか?

こんにちは。
毛利まさるです。

整っているのに、なぜか結果が出ない理由

あなたは生成AIで画像を作ったことはありますか。もしなければ、一度試してみてください。

不思議なことに、生成AIが生み出す「顔」は、どれもよく似た印象になります。
目鼻立ちは整っているのに、なぜか記憶に残らない。
良い意味で完成度は高いものの、悪い意味で個性がない。
いわゆる「マスターピース顔」と呼ばれるものです。

この言葉は、もともとNovelAI界隈で使われ始めたネットスラングですけど、実はこの現象、営業にも驚くほど当てはまります。

もしかすると、あなたは「やるべきことはやっているのに、なぜか数字が伸びない」という状態だったのではないでしょうか?

その結果、自分の努力が空回りしているように感じ、不安が大きくなっていたと思います。

教科書どおりなのに、刺さらない

生成AIに「営業 成果を出す方法」と聞いてみると、かなり正しい答えが返ってきます。
ヒアリングが重要、顧客理解が大切、課題解決型の提案をしましょう。どれも間違っていません。

しかし、それをそのまま実行しても成果が出ない人が一定数いるのも事実です。
それはなぜでしょうか。

それは、答えが「全体最適」だからです。

生成AIが返すのは、平均点を取るための最適解であって、目の前の相手に刺さる解ではないからです。
営業の現場は、条件も感情も文脈も毎回違います。

にもかかわらず、教科書どおりの言葉、教科書どおりの提案、教科書どおりの表情で向き合ってしまうと、どうなるか。
整っているのに印象に残らない、つまり営業版マスターピース顔になってしまうのです。

経験が「歪み」をつくる

ここで大切なのは、個性とは才能ではなく「歪み」だという点です。
どの営業にも、過去にうまくいかなかった経験、失敗した商談、言い過ぎてしまった一言があります。

しかし、その経験を振り返らず、「正解」だけをなぞろうとすると、逆に成長は止まります。
なぜなら、正解はすでに誰でも手に入れられる時代だからです。

あなたは、過去の失敗を「なかったこと」にしていなかったでしょうか?

その結果、自分の営業スタイルがどこにも引っかからない形になっていたと思います。
それは能力不足ではありません。

それは、自分だけの引き出しを使っていないだけです。

助言をもらう意味

では、どうすればマスターピース顔から抜け出せるのでしょうか。

答えは意外とシンプルです。
一人で考えないことです。
自分よりも経験豊富な人に話を聞く。
成功談だけでなく、失敗談を聞く。
「そのとき、どう感じたか」まで含めて聞く。

なぜなら、経験とは再現性のないものを、言語化した集合体だからです。

ネットには載っていないし、生成AIも簡単には出せません。
ですので、成長の近道は「正しい答えを増やすこと」ではなく、「自分なりの解釈を深めること」なのです。

マスターピース顔かどうかのチェック

最後に、あなたに問いを投げかけます。

あなたの営業は、誰にでも当てはまる説明になっていませんか?
相手を変えても、話す内容がほとんど同じになっていませんか?

それは安心感を与える一方で、記憶に残らない可能性も孕んでいます。
型を守っても成果が出ないのは、その型が悪いのではありません。
型しか使っていないため、なのです。

逆に言うと、自分の経験や感情を織り交ぜられるようになると、営業は一気に立体的になります。
失敗しても、それが血肉になるため、同じミスは繰り返しません。
つまり、経験を避けて安全運転をしても、突き抜ける営業にはなりえないのです。

一度、自分の営業が「マスターピース顔」になっていないか、静かに振り返ってみてください。

そこからが、本当の意味での成長のスタートです。