こんにちは。
毛利まさるです。
数値化でわかるあなたのスキル
成果を説明するとき、「頑張りました」や「前より良くなりました」と伝える人は多いと思います。
しかし、それだけでは相手に「どれくらい良くなったのか」が伝わりません。
たとえば「先月より上司からの訂正が20％減少しました」と伝えると、あなたの成長が明確に見えるのです。
このように、スキルの向上を数値化して伝えることは、説得力を何倍にも高める方法です。
数字はあなたの努力の“翻訳者”
あなたが工夫して改善したことは、目に見えないものです。
「確認の件数が減った」「上司からの赤ペンが減った」といった変化は、実際にあなたが努力を重ねた証拠です。
しかし、それを言葉だけで伝えると、どうしても曖昧に聞こえてしまうのです。
そこで有効なのが数値化です。
「訂正件数が先月より20％低下した」「顧客対応の平均時間が15分から12分になった」と数字で示せば、あなたの改善が一目瞭然になります。
数字は、あなたの努力を客観的に見せる“翻訳者”のような存在なのです。
数値があると伝わり方が変わる
想像してみてください。
「先月よりも上司の指摘が減りました」と言うのと、「先月に比べて指摘数が25％減少しました」と言うのとでは、受け取る印象が全く違います。
後者は、相手に“成長の具体像”を見せています。
これはプレゼンでも報告でも同じで、数値があるだけで言葉の信頼度が一気に上がるのです。
つまり、数値化はあなたのセールストークの精度を上げるツールでもあります。
改善の理由を語るとさらに強い
さらに一歩進むなら、数字だけでなく「なぜ改善できたのか」をセットで語りましょう。
「上司に確認してもらう前に、〇〇のチェックリストを作りました」
「レビューを受けるたびにミスを分類して原因をメモしました」
こうした具体的な改善策を添えることで、単なる結果報告から“再現性のある成長”の報告になります。
上司や同僚はあなたの行動プロセスを理解し、次の改善にも期待するようになるでしょう。
数値化は自分の成長を見える化するツール
数値化の本当の価値は、上司にアピールすることだけではありません。
自分自身が「どこを伸ばせたか」「どこがまだ課題か」を冷静に分析できることです。
例えば、「確認ミスが20％減ったけど、提出遅れは変わらない」と数値で見れば、次に取り組むべき課題が明確になります。
この繰り返しが、あなたの習慣化された成長サイクルを作るのです。
小さな変化を積み上げることが未来を変える
最初から完璧を目指す必要はありません。
1回あたりの改善は小さくても、それを数値で把握し続ければ、確実に前進していることが見えるようになります。
たとえ5％の改善でも、半年続けば大きな変化です。
「できるようになった自分」を客観的に把握できることが、モチベーションの維持につながります。
成長とは、数値に表れる小さな進化の積み重ねなのです。
