こんにちは。
毛利まさるです。
会社の中で人の悪口やグチを耳にした経験はありませんか？
会議後の雑談や休憩室でのちょっとした会話で、「上司が分かってくれない」
「あの人のせいでうまくいかない」といった言葉が飛び交うのを目にすることがあるでしょう。
実際に自分自身も思うようにいかない状況でつい人のせいにしたくなることはあります。
しかし、こうしたグチに同意してしまうと、気づかないうちに自分自身も同じような人間関係の負のループに巻き込まれてしまうのです。
グチや悪口の正体
悪口やグチを言う人は、必ずしも性格が悪いわけではありません。
多くの場合、「自分は悪くない」という立場を守ろうとしているのです。人は誰でも自己防衛本能を持っています。
思うように結果が出なかったときや、評価されなかったときに「自分の責任ではない」と示すことで心の安定を保とうとするのです。
つまり、グチは自己肯定感を守るための一種の防衛手段なのです。
であるものの、その言葉を繰り返すほど自分の成長の機会を奪い、周囲からの信頼を失ってしまうという危険性があります。
同意しないことが最大の防御
ここで重要なのは、他人のグチや悪口に同意しないことです。
相手の言葉に共感することでその場は盛り上がるかもしれませんけど、
後々「あなたも同じことを言っていた」と噂されてしまうリスクがあります。
では、どう対応すればよいのでしょうか？答えはシンプルです。
「そうなんですか」と受け流すことです。
これは否定も肯定もしていないニュートラルな返答です。
相手を無視するのではなく、受け止めつつ自分は巻き込まれない。この距離感こそが社内営業における健全な立ち位置を守る方法です。
自分がグチを言いたくなったら
では、自分自身がどうしてもグチを言いたくなったときはどうすればよいのでしょうか。
その答えは「自分のことに集中する」です。
他人のことを考えている時間をなくすほど、自分のスキルや業務に没頭するのです。
悪口を言える余裕があるなら、その時間を自己成長に投資しましょう。
新しい知識を学ぶ、営業トークを磨く、資料作成を工夫する。
こうした積み重ねが、自分を高めるだけでなく、周囲から「あの人はいつも前向きに行動している」と評価されるきっかけになります。
言葉と行動が信頼をつくる
社内営業とは、単に人に好かれることではありません。
仕事を円滑に進めるために必要な「信頼の基盤」を築くことです。
グチや悪口に同調する人は短期的には共感を得られるかもしれませんけど、
長期的には「あの人はネガティブだ」「裏で何か言っているのでは」と思われ、信頼を損ないます。
一方、自分の行動に集中し、前向きな姿勢を見せる人は「この人となら一緒に仕事がしたい」と感じさせるのです。
結局のところ、言葉と行動の積み重ねが信頼をつくり、それが成果に直結していきます。
人のグチを言わなくてすむ方法は難しいようでいてシンプルです。
他人の言葉には深入りせず「そうなんですか」と受け流す。
そして自分がグチを言いたくなったときには、自分の成長にフォーカスする。
これを徹底するだけで、周囲からの信頼が高まり、社内営業が自然と上手になります。
敵を作らず、自分の価値を高めることに集中する。
それこそが結果的に自分を守り、仕事を成功に導く秘訣なのです。
