
こんにちは。
毛利まさるです。
セールスの世界は、常に他人との比較の連続です。
同期の成績、自分より後から入社した人の実績、
競合他社の動向、
日々、数字や成果を基準にした評価にさらされることで
自分の価値を測られているような
感覚になることも少なくありません。
「なぜあの人は契約を取れるのに、自分は取れないのか?」
「自分は営業に向いていないのではないか?」
そんな焦りや不安を抱いたことがある人も多いでしょう。
しかし、忘れてはならないのは、
最終的に戦うべき相手は他人ではなく、
「昨日の自分」だということです。
どれだけ他人と比べても、比較の軸は自分の外にあり、
それに振り回される限り、安定した成長は望めません。
たとえ、一時的に他人を上回ったとしても、
その人がさらに結果を出せば、また焦りを感じるだけです。
結局のところ、他人との比較を続ける限り、
真の自信を持つことはできないのです。
では、どうすれば「自分との戦い」に集中できるのでしょうか。
そのためには、まず「自分自身の成長を可視化すること」が重要です。
セールスにおいては、成績という数字が
成果を示す指標になります。
しかし、それだけでは成長の過程を
見落としてしまうことがあります。
たとえば、1年前の自分と比べて、
「どれだけ多くの顧客と会話できるようになったか」
「どれだけスムーズに提案できるようになったか」
「どれだけ顧客のニーズを引き出せるようになったか」
といった観点で振り返ってみると、自分の進歩が見えてくるはずです。
大切なのは、日々の積み重ねです。
セールスにおいて、たとえ今日の成果が思うように出なくても、
毎日トレーニングを続けることで、
確実に前進していくことができます。
ある日突然、大きな成功を収める人はほとんどいません。
地道に学び、試行錯誤を繰り返しながら成長していく人が
最終的に結果を出すのです。
もしあなたが今、他人との比較に疲れを感じているのなら、
一度立ち止まり、
「昨日の自分より少しでも前に進めているか?」
と問いかけてみてください。
その答えこそが、本当の成長を示す指標となるはずです。