Noと言える力

こんにちは。
毛利まさるです。

職場での成功には、Noと言える力が欠かせません。

何でも引き受ける姿勢は、
一見すると熱心で前向きな態度に思えますけど
実は信頼と評価を損なうリスクを伴います。

社会心理学者のスーザン・ニューマン博士は
むやみにイエスと言うことが
昇進やキャリアの妨げになる可能性があると指摘しています。

というのもなんでもかんでも仕事を請け負って
結果的にそれができなければ
あなたは約束を守ることができない社員という
レッテルを貼られることになります

たとえば、タスクを無理に引き受けて
納期を守れなかったり、質の低い成果物を提出すれば
職場での評価は下がります。

一時的な印象を良くするために無理をしても
結果が伴わなければ意味がありません。

むしろ、現実的な対応をすることで
職場での信頼が高まり、重要な仕事を任される機会が増えるのです。

ただし、「No」と言うことに抵抗を感じる人も多いかもしれません。

断り方には「配慮」と「誠実さ」が求められます。
ただ拒否するのではなく、「代替案を示す」ことで、
相手との関係を良好に保つことができます。

たとえば、「そのタスクは重要だと理解していますけど、
今は他の優先事項に集中しており、期限内に対応できません。
次回のプロジェクトでは積極的に関与したいと思います。」
という具合です。これにより、責任感を示しながらも現実的な対応ができます。

職場での成功は、すべての依頼に「イエス」と答えることで
得られるわけではありません。

むしろ、自分の限界を理解し、適切なタイミングで
「No」と言える力が信頼と成果を高めます。

「No」と言うことは、責任感のある行動であり
仕事術として欠かせないスキルです。

今後のキャリアをより良いものにするために
Noと言える力を磨いていきましょう。