こんにちは。
毛利まさるです。
新しい知識を得ようとするとき
多くの人がまず本を手に取ります。
本は目次を見て、自分に必要な情報がありそうかどうかを
すぐに判断できます。
この点で、本は非常に効率的な情報源と言えるでしょう。
一方、セミナーや映画は最初から最後まで通して見ないと
自分にとって有益な情報が含まれているかどうかがわかりません。
そのため、情報収集の効率だけを考えると
一般的には本が勝るように思えます。
しかし、セミナーや映画には
本にはない重要な強みがあります。
それは「印象に残る」という点です。
本は基本的に文字情報だけですけど
セミナーや映画は視覚情報や聴覚情報が含まれ
さらにはプレゼンテーターや俳優の感情や演技が
視覚的・聴覚的に伝わってきます。
このため、記憶に残りやすく
感情的なインパクトを与えることができるのです。
たとえば、セミナーで講師が力強い声で熱心に語った言葉や
映画の中で心を打つシーンは
ふとした瞬間に思い出されることがあります。
それが、後の行動に影響を与え
ひいてはセールストークなどの実践的な場面で
役立つことも少なくありません。
しかし、印象に残すためには
ただセミナーや映画を観るだけでは不十分です。
視聴後に自分が心に響いたセリフや
場面を振り返ることが重要です。
たとえば、「あのセミナーで講師がこんなことを言っていた」
「あの映画の主人公がこんな行動を取っていた」
といった具合に、自分なりの解釈を交えて思い返すことで
情報が定着しやすくなります。
さらに、その印象的な言葉やシーンを
自分のトークに取り入れることで
セールスの現場で活用することも可能です。
たとえば、顧客との商談の中で
セミナーの中で学んだフレーズを思い出し
適切なタイミングで使えば、説得力のある話ができるかもしれません。
また、セミナーや映画には感情の動きが伴うため
受け取る側もその場で深く共感しやすくなります。
感情に訴える情報は、人間の記憶に強く残るため
忘れにくいという特性があります。
総じて、情報を効率的に収集したいなら本が適していますけど
記憶に残る体験を求めるならセミナーや映画が効果的です。
そして、セールスの現場では
効率的な知識と印象的な体験の両方を組み合わせることが
成功への鍵となるでしょう。