こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは、「何かを実現したい!」
と強く思ったことはありませんか?
そんな時よく言われるのが
成功には情熱や目標、夢が必要であり
同時に行動も欠かせないということです。
しかし、「情熱がないと行動に移せない」
「行動しないと情熱がわかない」
といった相反する意見も存在します。
いったいどちらが最初に必要なのでしょうか?
それは卵が先か鶏が先かといった議論に似ています。
ちなみに卵と鶏はどうやら卵が先のようです。
https://www.livescience.com/which-came-first-the-chicken-or-the-egg
では、想いと行動ではどうでしょうか?
実は、目標も行動もどちらも大切なのです。
行動が情熱を育て、情熱が行動を導くのです。
まず、目標や情熱が行動に繋がることは
多くの自己啓発本でも強調されています。
情熱があるからこそ、困難があっても続けられるという理論です。
確かに、情熱を持っていると
そのためにどれだけ努力しても苦ではないと感じるものです。
しかし、実際には
「情熱を抱くにはまず行動をして経験を積まなければいけない」
ということもあります。
たとえば、学生時代を振り返ると
はじめは漠然とした「将来成功したい」
という思いだけだった方もいるでしょう。
その結果、いくつかの仕事や活動を経験し
徐々に「自分が本当に情熱を注げるもの」
が見えてきたことと思います。
それは、具体的な経験が積み重なり、情熱が育まれたからです。
情熱が生まれるまでには行動が必要であり
行動がなければ情熱や目標も浮かび上がってこないのです。
では、「まだ具体的な情熱や目標が見つからない場合」
はどうすればよいのでしょうか?
この場合、大切なのは「小さな目標」を持つことです。
小さな目標であっても、それが行動に繋がることで
経験が蓄積され、自信がつきます。
そして、その小さな目標が次第に
「大きな目標」や「明確な夢」へと成長するのです。
たとえば、資格取得や短期的なプロジェクトへの挑戦は
目標が見つからないときの良いスタート地点です。
これに取り組むことで、「自分にとってどの分野が興味深いか」
「何が得意か」が分かるようになり
それが情熱を持てる目標へと繋がるのです。
ですので、明確な目標が見つからないからといって
行動を怠るのではなく、まずは小さなことから始めることが重要です。
さらには夢を具体化するには行動が必要です。
実際、具体的な夢や目標を持つためには
行動を通じて経験値を積むことが不可欠です。
行動し、経験を積むことで
次第に自分に合った目標が見えてきます。
逆に言うと、行動がなければ、具体的な夢や情熱は生まれないのです。
たとえば、ビジネスの分野で活躍したいと考えていても
行動しなければ、どの分野で何を達成したいのかが曖昧なままです。
実際に営業活動やプロジェクト管理を経験することで
自分の興味のある分野が具体化され
「この分野で成功したい」という情熱が芽生えるのです。
ですから、目標が明確でないからといって行動を躊躇するのではなく
行動し続けることが大切なのです。
結局のところ、思いが先か行動が先かという問いは
答えがひとつではありません。
夢や目標、情熱が行動を生み
行動が夢や目標を明確に育てるという相互作用があるからこそ
どちらか一方に偏るのではなく、目標と行動のバランスをとりながら
自分自身の成長を楽しむことが、成功への鍵となります。
現時点で具体的な目標が定まっていなくても
まずは小さな行動を始めてみてください。
そして、その経験を通じて
徐々に情熱や夢が見えてくるはずです。
思いが行動を導き、行動が思いを育む。
この連鎖が、あなたの理想を現実にするための大切な仕事術なのです。