生成AIに頼すぎない

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、日々の業務や生活の中で
生成AIを活用したことはありませんか?

特にセールストークを考える際、生成AIに頼ることで
短時間で効率的なアイデアやトークが
手に入る便利さを感じたことがあるかもしれません。

生成AIの進化は確かに驚くべきものです。
しかし、それに依存することで、本来持っている
「自分の頭で考える力」を失ってしまうリスクがあります。

ここでお勧めの短編小説を紹介します。

まずは、星新一氏の短編小説
『肩の上の秘書』をご存じでしょうか?

この作品は、肩の上に置かれたインコ、秘書が
あなたの本音をうまく包み隠して
相手に嫌な気持ちにさせない言葉で代行してくれるのです。

登場人物たちは、自分でトークを考えることなく
その秘書にすべてを委ねることで生活を楽にしているのです。

あなたも想像してみてください。
このような世界になった時
次第にその秘書なしでは何もできなくなってしまいます。

そして、生成AIも同様にその秘書になろうとしています。

トークを全て生成AIに頼ってしまうと
その場、その場は解決できます。
ですけど、それにばかり頼っていると
自分でトークを生み出すことができなくなります。

パソコンを触れない時、スマートフォンを触れない時
いきなりトークがおぼつかなくなったら
相手からどのように思われるでしょうか?

ですから、生成AIに頼りすぎるのではなくうまく活用しましょう。

うまく活用するには、生成AIを「ヒント」として使うのです。
生成AIは、情報の整理やアイデアの出発点として非常に有用です。
しかし、それをそのまま使うのではなく
自分なりのアレンジを加えたり
AIの提案をさらに深掘りして考えることが大切です。

たとえば、生成AIにセールストークのアイデアをもらったとしても
そのまま使用するのではなく、実際の顧客のニーズや状況に合わせて
どの部分を強調するべきか
どのフレーズがより効果的かを自分の経験と知識で補完しましょう。

これにより、生成AIの利便性を活かしつつ
自分の思考力や創造力も鍛えられるのです。

お客さんのニーズに応じた柔軟なセールストークを作るために
AIに頼りすぎず、自分の思考力を鍛え続けましょう。

生成AIは道具であり、その道具をどう使うかは
あなた自身にかかっています。