
こんにちは。 毛利まさるです。
そんなに頑張っても意味ないんじゃない?
努力を重ねているのに成果が見えないと、
周囲からの冷ややかな言葉が心に刺さることがあります。
しかし、「ノーペイン、ノーゲイン(No pain, no gain)」という言葉が示すように、
痛みや困難を乗り越えることで得られる成長や成果があるのも事実です。
ノーペイン、ノーゲインの心理学的裏付け
「ノーペイン、ノーゲイン」という考え方は、
単なる根性論ではなく、心理学的にも支持されています。
例えば、サンフランシスコ州立大学の研究では、
スキルを習得する過程で一時的なストレスを感じたとしても、
長期的には幸福感が増すことが示されています。
また、McGill大学の研究では、痛みと報酬の選択において、
脳がどのように判断を下すかが明らかにされています。
McGill University
努力の価値を再認識する
努力が報われるかどうかは、取り組む姿勢や環境にも大きく影響されます。
「学習された勤勉性(Learned Industriousness)」という理論によれば、
努力が報酬と結びつく経験を重ねることで、
困難な課題にも積極的に取り組むようになるとされています。 ウィキペディア
つまり、努力が報われる経験を積むことで、さらに努力を重ねる意欲が生まれるのです。
過度な努力のリスクとバランスの重要性
一方で、過度な努力は健康やパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性もあります。
例えば、University of Rhode Islandの研究では、
「ノーペイン、ノーゲイン」の考え方が、
大学生アスリートの身体的・精神的な負担を増加させることが示されています。
digitalcommons.uri.edu
また、MITの研究では、企業の売上増加が労働者の労働時間の延長やストレス、
健康問題の増加と関連していることが報告されています。
MIT Press Direct
これらの研究は、努力と休息のバランスを取ることの重要性を示しています。
仕事術としての「ノーペイン、ノーゲイン」
「ノーペイン、ノーゲイン」の考え方は、仕事術にも応用できます。
例えば、新しいプロジェクトに取り組む際、最初は困難や不安を感じることがあります。
しかし、その過程で得られる経験やスキルは、将来的に大きな成果につながる可能性があります。
困難な課題に挑戦することで、自分の限界を広げることができるのです。