ほとんど記憶に残らない

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたはこのような経験をしたことがありませんか?

一生懸命説明したはずなのに
お客さんはすぐに内容を忘れてしまう。
せっかく提案した内容にも興味を持ってくれない。
もっと効果的な伝え方があったはずなのに・・・。

こうした悩みを抱えているのは
あなただけではありません。

実は、商談で話した内容は
ほとんどお客さんの記憶に残らないという現実があるのです。

残念ながら人間の脳は、新しい情報をどんどん取り入れ
古い情報はどんどん忘れていくようにできています。

たとえば学生時代に一生懸命に勉強した英単語を
次の日にほとんど忘れてしまっていたということがありますよね。

それと一緒です。

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが発表した
「忘却曲線」によると、人は新しいことを学んだ後
1時間後には約50%、1日後には約30%
1週間後には約20%しか覚えていないということがわかっています。

つまり、1時間の商談をした後では
最初に話した内容は半分しか
お客さんの記憶に残っていないということになります。

まずはこの「忘却曲線」という現実を知ることが大切です。

この前提があると、「忘れないようにはどうすれば良いか?」
といった発想に繋がるからです。

では、お客さんに記憶に残るような商談をするには
どうすれば良いのでしょうか?

それは「繰り返し伝えること」です。

たとえばテレビショッピングでは
繰り返し繰り返し同じことを連呼します。
それでようやく記憶に残るのです。

そのまま商談に活用するのはさすがに無理がありますけど
「だから〇〇なんです。」
といった繰り返しはとても効果的です。

人はほとんどのことを忘れてしまう。
だからこそ繰り返すことが大切である。
ぜひ覚えておいてください。